“身体を慣れさせるために、出社時間にまず会社に行ってみる。”
そこから始まった。
まず、怖いわけだ。
出社時間が近づくにつれ、朝からソワソワする。
絶望感に近い。
「すみません、今日無理そうです、、、。」
こう言いたい自分との葛藤、、、。
準備を整え、家を出る。
「マスクがあってよかった、、、。」
ここばかりはコロナに感謝した。
「人に、、、。特に同じ職場の人に気づかれたくない、、、。」
いつもとは違う場所に車を停める。
「何時に出て行こうか、、、。」
「誰とすれ違うのか、、、。」
「朝ラジオ体操があったからその後がいいかな、、、。」
「一応、まだ車の中にいよう、、、。」
自分が普段、いかに早く会社に行っていたかが分かる。
始業時間ギリギリに会社に行く社員を見て真面目だったと気づく。
いや、その人たちも真面目なのだ。
自分が勝手に”意識高め”なだけだった。
そしてそれは誰も望んでいなかった。
そういう自分じゃなければいけないと思い込んでいた。
呼吸が荒くなるなか、いざ、会社へ、、、。
足が震える。
元の職場ではなく、総務へ向かう。
外でラジオ体操をしている総務課の役職の人、、、。
”あぁ。この人が例の、、、。”
「そう思われているんだろうな、、、。」と思いながら、総務課へ行く。
担当者から、「まず、ラジオ体操をここで、、、。」と言われ、従う。
その時だ、あることに気づく。
「靴が、、、。靴が違う。」
会社指定のモノではなく、普段の靴を履いていってしまった。
ナイキプラスで自分で配色を決めたこの世でたった1足のバッシュ、、、。
ヒール部分が金色の自分だけのバッシュ、、、。
この時ばかりは、普段のお気に入りを恨んだ、、、。
「目立ちたくないのに、、、。」
何事もうまくいかない。いやこれはただのミス、、、。
ラジオ体操が終わり、一緒に総務課の朝のミーティングに参加する。
「気まずッ、、、。マジで気まずい、、、。」
「この時間早く終われ、、、。」
心の中で修学旅行の工場見学に行った時みたいな感想を言い出す。
”昨日は夜、眠れましたか?”
「はい」
”イヤ、寝てません、、、。”
今日はとりあえず、庭の掃除をしてもらうとのこと。
始業時間に会社に来て、軽作業しながら徐々に会社に復帰していく。
そのスタンスの説明をされ、1日目が終わる、、、。
そう思った次の瞬間、、、。
元の職場の同僚が現れた、、、。
「今日はやめろ、今は無理だ!!!」
目の端で捉えてはいたが、気づかないふりをした、、、。
向こうも話しかけはしなかった、、、。
ようやく説明が終わり(何も頭に入らない)、今日は帰ることに、、、。
同僚側から見て、外側に振り返り、気づかないふりをしながら車に戻る。
”背中に視線を感じながら、、、。”
車に戻り、会社を出る。
ここでようやく安堵感、、、。
「疲れた、、、。」
これが私の復帰1日目。
追伸、早めに会社に行き、掃除をして、始業時間とともに作業する。
それも大事だが、人それぞれペースがある。それを崩さないことが大切だと学んだ。
何があっても自分のペースを崩さない。これってすごいことだったんだ。
「何も変わってない。ブレない。天才ってコイツだ。」
アオアシという漫画の大友栄作を思い出した。
「どんなに仕事で大失敗をやらかしたところで、あなたが辞表を出すだけで、すべては解決するのだ。
サラリーマンの極刑なんて、所詮クビになるだけ。
こうして本来気楽なはずのサラリーマンが、どうして辛いのかと言えば、サラリーマンはサラリーマンの世界しか知らないからである。
サラリーマンの恵まれた立場を最大限活用しよう。
失敗を恐れたり将来を悲観したりする必要はまったくない。」
本文から抜粋。
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