NBAポスターコラム710:ミッドレンジの魔術師、デマー・デローザンのブルズで見せた新たな進化とは…。

NBAポスターコラム
710-デマー・デローザン

710-デマー・デローザン

デマー・デローザンのプレースタイルとシカゴ・ブルズでのキャリア

はじめに

デマー・デローザンは、オールスター常連であり、攻撃において多彩なスキルセットで知られているスウィングマンだ。特にシカゴ・ブルズに移籍した後、彼のプレイは再び注目を集めることとなる。

デローザンのキャリアはトロント・ラプターズから始まり、ここで彼はリーグを代表するスコアラーへと成長した。その後、サンアントニオ・スパーズにトレードされ、そこで彼はプレーメイカーとしてのスキルを磨いていた。

そしてシカゴ・ブルズに移籍し、新たな挑戦を迎えたデローザン。彼は個人としても、チームの成功に貢献し続けた。

ミッドレンジの達人

現代のNBAでは3ポイントシュートが主流になっているが、デローザンは異色の存在だ。彼はミッドレンジからの得点力で知られ、そのショットクリエーション能力はリーグでも有数。デローザンはポストアップ、フェイダウェイジャンプショットを使い、相手ディフェンダーを翻弄する。 彼の技術は古典的とも言えるが、その精度と判断力は現代のバスケットボールでも通用することを証明している。

特に、彼のフットワークは秀逸だ。 ディフェンダーを引きつけ、適切なタイミングでステップバックやターンラウンドジャンパーを放つ。また、彼のフェイクは非常に巧みで、ディフェンダーを空中に飛ばし、ファウルを誘発することができる。

プレーメイキングの進歩

デローザンはスコアリング能力だけでなく、プレーメイキングの面でも年々成長を遂げている。このスキルセットの向上は、ブルズでもそのまま活かされている。

特に、デローザンはダブルチームに対する対応がうまく、プレッシャーがかかった状況でも冷静にボールを扱うことができる。 彼はチームメイトのポジショニングをしっかりと把握している。適切なタイミングでパスを供給できる視野の広さ、これによりブルズのオフェンスはデローザンを中心に考えることが多く、彼のプレーメイキング能力は攻撃の選択肢を広げている。

フリースロー獲得力

デローザンのもう一つの強みは、フリースローラインでの安定感だ。 彼はゲーム内で頻繁にファウルを引き出し、フリースローを得ることができる。 このスキルは特に終盤の接戦で重要であるため、彼の冷静さと集中力が勝負を分ける一部の要素になることが多い。

デローザンのドライブは強力かつスムーズで、相手ディフェンダーが手を出さざる状況を作りだす。 接触を避けようとしても、接触を引き出してフリースローを獲得することもできる。このスローフリー獲得する力は、試合を有利に進めるためのデローザンの重要な武器だ。

ディフェンスへの取り組み

デローザンはスコアリングに特化した選手という印象が強いが、ディフェンスでもしっかりと貢献している。パスレーンを読み、スティールを奪うことができる。

常にチームディフェンスを意識し、相手の攻撃を抑えるために努力を惜しまない。ディフェンスはオフェンスほど目立たないかもしれないが、その存在感はチームにとって非常に大きい。

シカゴ・ブルズでの影響

デローザンがシカゴ・ブルズに加入したのは2021-22シーズン前で、すぐにチームに大きな影響を与えた。 彼は1試合あたり平均20得点以上をコンスタントに記録し、ブルズをイースタン・カンファレンスの上位に押し上げた。クラッチタイムでのパフォーマンスは圧巻で、試合終盤に勝負を決める場面を数多く見せた。

その姿は彼がまだリーグトップレベルで活躍できる選手であることを証明した。ブルズは長い間、プレイオフ進出に苦戦していたが、デローザンの加入によってその状況は変化した。彼の経験とリーダーシップは、若手選手たちにとっても非常に価値があり、チーム全体の成長を期待された。

デローザンとザック・ラヴィーンの共存

デローザンがシカゴ・ブルズに移籍した際、多くの人が疑問に感じたのは、デローザンとザック・ラヴィーンの共存だ。どちらもスコアリングに長けた選手であり、特にボールを維持してプレーするスタイルが似ているため、ボールシェアリングが問題になるのではないかと評価された。

しかし、この2人は予想以上にうまく共存していた。2人とも1on1に強く、デローザンのプレーメイキング能力もあり、オフボールでの動きからラヴィーンにはより多くのスペースが与えられ、得意な3ポイントシュートやドライブがより効果的に機能している。しかし、それぞれがそれなりのスタッツを残すことができても、“それ以上の何か”、つまり、優勝に向けた相乗効果は見られなかった。

まとめ

デマー・デローザンは、ミッドレンジの達人として知られる方、プレーメイキングやディフェンスにも力を発揮するオールラウンドな選手だ。 シカゴ・ブルズに移籍してからは、チームの中心的な存在として活躍し、ザック・ラヴィーンとの共存も、一定の状態までは成功している。彼のキャリアはシカゴ・ブルズで再生し、特にオフェンスにおけるスキルはベテランと言われる年齢になっても通用するほど、高いレベルを誇っていることを再確認させられた。

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