NBAポスターコラム764:世界に挑む小さなPG、その未来は、、、。

NBAポスターコラム
764-川村勇樹

764-川村勇樹

河村勇輝の挑戦と未来:小さなPGが切り開く新たな道

福岡第一高校からBリーグへ

河村勇輝は、日本バスケットボール界において急成長を遂げたポイントガード(PG)の一人だ。福岡第一高校時代には、ウインターカップ2連覇を含む4度の日本一を達成し、高校バスケ界に名を刻んだ。

高校在学中にBリーグの特別指定選手としてデビューを果たし、その圧倒的なスピードとゲームコントロール能力を披露。高校生ながらプロの舞台で堂々とプレーし、その才能が際立っていた。

東海大学での活躍とプロ転向

大学進学後も勢いは止まらなかった。東海大学の1年目でインカレ制覇を達成し、即戦力としてチームを牽引。その後、2022年3月に大学を中退し、横浜ビー・コルセアーズとプロ契約を締結する。

プロ1年目の2022-23シーズンは、まさに歴史に残る活躍だった。MVP、新人賞を含む史上初の6冠を獲得。これまで誰も成し遂げたことのない快挙を達成し、日本バスケットボール界に衝撃を与えた。

日本代表での躍進とW杯での存在感

河村が日本代表に選出されたのは、2022年7月のW杯アジア地区予選。このとき彼は代表最年少ながら、大胆不敵なプレーを見せ、将来のエース候補としての期待が高まった。

そして、2023年のFIBAワールドカップでは、日本代表のポイントガードとしてチームを牽引。平均13.6得点、大会3位となる7.6アシストを記録し、アジア最上位&パリ五輪出場権獲得に大きく貢献した。サイズでは劣るが、それを補う判断力とスピード、勝負強さが光った。

小さなPGだからこそ直面する挑戦

河村の身長は172cm。現代バスケットボールでは小柄な部類に入る。それでも、日本では圧倒的な存在感を放ち、チームの司令塔として活躍している。しかし、海外でプレーするとなれば話は別だ。

彼自身も「本当に難しい挑戦になると思うし、簡単なことではない」と語る。それでも、「それも含めて将来は海外でプレーしたいという気持ちがある。苦労が自分を成長させてくれるはず」と前向きな姿勢を見せる。

海外では、スピードだけではなく、フィジカルやシュート力、ディフェンス力など、多くの要素が求められる。特にNBAやユーロリーグでは、長身のガードが主流であり、小柄なPGが成功するためには、並外れたスキルと戦術眼が必要だ。

理想のPG像:クリス・ポールから学ぶこと

河村が理想のPGとして挙げるのは、“ポイント・ゴッド”と称されるクリス・ポールだ。

――自身が考える理想のPG像は?と聞かれた際に「具体名を出せば、やはり“ポイント・ゴッド”と呼ばれるクリス・ポール選手。アシストが多いなかでもターンオーバーが少なくて、なおかつ注力すればスコアをする能力もあるPGだと思うので。あとは身体能力に頼ったプレースタイルじゃないというところは、僕も学ぶべきポイントがたくさんある。」と分析する。

ポールはサイズに恵まれていないが、卓越したゲームコントロールとディフェンス力、そして勝負どころでの得点力で長年NBAトップPGとして活躍してきた。河村がこのスタイルを自分のものにできれば、海外でも十分通用する可能性がある。

海外挑戦の可能性と今後の展望

近年ではNBAでも小柄なPGが活躍する例が増えている。例えば、フレッド・ヴァンブリートやホセ・アルバラードのように、サイズに頼らないプレーで存在感を発揮する選手もいる。

過去を遡ってみても、ネイト・ロビンソン、T・J・フォード、アール・ボイキンズ、マグジー・ボーグス、スパッド・ウェブ、そしてアイザイア・トーマスのようなオールスター選手もいた。

河村がこれからさらに経験を積み、フィジカルやシュート力を向上させれば、海外でも十分戦える可能性がある。彼が目指すのはただのPGではなく、世界で通用する“勝てるPG”だ。

まとめ:河村勇輝の挑戦は続く

高校時代から常に注目を集め、Bリーグでの6冠、日本代表としてのW杯活躍を経て、河村勇輝は新たな挑戦へと向かおうとしている。

サイズの壁を乗り越え、理想のPG像に近づくために、彼は今後どのような進化を遂げるのか。日本バスケ界を牽引する存在として、彼の成長から目が離せない。

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