NBAポスターコラム731:NBA史上最強のスコアラー、ジョーダンを超える人物は現れるのか…。

NBAポスターコラム
731-マイケル・ジョーダン

731-マイケル・ジョーダン

やはりジョーダンの右に出る者はいない——“神様”が築いたスコアリングの金字塔

NBAの歴史において、スコアリングの面でマイケル・ジョーダンを凌駕する選手はいないと断言できるだろう。彼のキャリアは、得点力に関する記録と伝説で彩られている。特に1986-87シーズンから始まる得点王の連続記録は、バスケットボール史における一つの金字塔だ。この記事では、ジョーダンの驚異的な得点力と、それを支えたタフネス、持続力について掘り下げていく。

平均37.1点という異次元の数字

1986-87シーズン、ジョーダンはプロ入りからわずか3年目にして平均37.1得点という異次元の数字を叩き出した。このシーズンは、当時のNBA全体がまだ3ポイントシュートを積極的に利用していない時代。ジョーダンも3ポイントラインの外からの得点は限られていた。にもかかわらず、彼は試合のどの局面でも得点を重ね、フィールドゴール成功率48.2%を記録している。この数字は、単にボリュームだけでなく効率性においても優れていたことを物語っている。

得点王に輝いたこのシーズンは、ジョーダンが単なるスコアラーではなく、試合を支配する力を持つ選手であることを証明した瞬間だった。彼の身体能力、シュートスキル、そして得点への執念がすべて噛み合い、他を圧倒する結果を生み出した。

キャリアアベレージ32.6点で歴代トップに

1988-89シーズン、ジョーダンはNBAの歴代ランキングに名を連ねるための規定試合数に到達。その時点でのキャリア平均得点は32.6点だった。この数字は、ウィルト・チェンバレンを上回り、NBA史上トップの座を奪取した。

ウィルト・チェンバレンの得点記録は、NBAの黎明期における圧倒的な身体能力を背景にしたものであり、多くのファンやアナリストから「破られることはない」とされていた。しかし、ジョーダンは現代バスケットボールにおいて、チェンバレンを超える得点力を発揮した。この達成は、彼のスキルセットがいかに優れていたかを示している。

7年連続得点王と3ピート

ジョーダンは1987年から1993年までの7年間、連続して得点王のタイトルを獲得した。この期間中、平均得点は常に30点を超え、リーグの他のスコアラーたちを圧倒した。特に、90年代初頭には、彼がいかなる守備戦術にも対応できる選手であることが明らかになった。

さらに、この7年間の間にジョーダンは3度のNBAチャンピオンシップを獲得(1991-93)。つまり、得点王としての個人記録だけでなく、チームの勝利にも直結するプレーを展開していた。単なるスタッツ稼ぎではなく、勝利を目的としたスコアリングだった点が彼の特異性を際立たせている。

復帰後も続いた支配力

1993年の一度目の引退から復帰したジョーダンは、1995-96シーズンから再び得点王に返り咲く。この復帰後の3年間でも、彼は全試合に出場し、シカゴ・ブルズを再び3連覇(1996-98)に導いた。

注目すべきは、この期間中も平均得点30点を維持し続けたことだ。1990年代後半はNBAのディフェンスがより洗練され、スコアリングが難しくなってきた時期。それにもかかわらず、ジョーダンは得点王としてリーグを支配し続けた。この事実は、彼のスコアリング能力が時代に左右されない普遍的なものであることを示している。

キャリア晩年の数字

2001年、ワシントン・ウィザーズのユニフォームを着て2度目の復帰を果たしたジョーダン。このキャリア晩年にはさすがに得点力が全盛期ほどではなくなったものの、それでも平均20点以上を記録している。最終的なキャリア平均得点は30.1点。これは、現在でもNBA歴代トップの数字だ。

ジョーダンのキャリア全体を通して、この平均を維持できた理由の一つは、怪我での長期離脱が非常に少なかった点にある。ブルズ時代、長期離脱したのは1985-86シーズンのみ。その後のキャリアでは、全盛期においてほぼフル出場を続けた。特に、1995-98年の2度目のスリーピートでは、3年間すべての試合に出場している。このタフネスこそが、彼の得点力を支えた大きな要因だ。

誰も超えられない壁

仮に誰かがジョーダンの全盛期の記録を一瞬でも上回ったとしても、キャリアを通してスタッツを維持し続けることの難易度は計り知れない。ジョーダンは単なる瞬間的な偉大さではなく、長期間にわたる安定性と持続性で他を圧倒している。

その後のNBAでは、コービー・ブライアント、トレイシー・マグレディ、ケビン・デュラント、ステフィン・カリー、ジェームス・ハーデン、ルカ・ドンチッチ、ジョエル・エンビードなどの優れたスコアラーがいるが、キャリア平均得点でジョーダンに迫る選手は現れていない。彼が築いたスコアリングの金字塔は、NBAの歴史において不滅のものとして語り継がれていくだろう。

結論

マイケル・ジョーダンのスコアリング能力は、ただの数字以上の意味を持つ。それは、彼が持つ精神力、身体能力、そして勝利への執念が生んだ結果だ。得点王10回、キャリア平均30.1点という数字は、単にバスケットボールという競技の枠を超えた偉業だ。

ジョーダンが残した記録は、これからもNBAファンや選手たちにとっての目標であり、超えることが難しい基準であり続けるだろう。

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