678-アロンゾ・モーニング
1992年NBAドラフト:シャキール・オニールとアロンゾ・モーニングの対決
ドラフト注目の二人
1992年のNBAドラフトは、多くのバスケットボールファンにとって忘れられない瞬間だった。特に注目されたのは、オーランド・マジックから1位指名を受けたシャキール・オニール(シャック)と、シャーロット・ホーネッツから2位指名を受けたアロンゾ・モーニングの二人だった。
ウェルト・チェンバレンとビル・ラッセルになぞらえて
シャックのチェンバレンとの比較
シャックは、その圧倒的な体格とパワーで知られていた。ゴール下を支配するプレースタイルは、往年の偉大なセンター、ウェルト・チェンバレンに似ていると言われた。チェンバレン同様、シャックも試合を通じて相手チームに恐怖を与える存在となった。
モーニングのラッセルとの比較
一方、モーニングはリバウンドやブロックショットでの貢献が際立っていた。この守備力とチームへの献身的な姿勢が、ビル・ラッセルと比較される所以だった。ラッセルのように、モーニングもディフェンスでチームを支える存在として評価された。
初年度のパフォーマンス
シャックのマジックでの活躍
シャックはルーキーイヤーから大きなインパクトを残した。彼のプレーはオーランド・マジックに新たな希望をもたらし、チームはプレーオフ進出を狙える戦力に成長した。
モーニングのホーネッツでの躍進
モーニングも負けていなかった。シャーロット・ホーネッツをカンファレンス準決勝まで導き、そこでジョージタウン大学時代の先輩、パトリック・ユーイングと対戦。惜しくも敗れたが、彼のプレーは一流のセンターと対等に戦えることを証明した。
将来への期待と逆境
モーニングの苦難
この時点で、二人が将来的にチャンピオンリングを手にするだろうと多くの人が予想していた。しかし、モーニングは腎臓疾患に苦しみ、一度は引退を余儀なくされた。
シャックの栄光
一方、シャックはロサンゼルス・レイカーズに移籍し、そこで3年連続ファイナルMVPを含む3連覇を達成。彼のドミネイトぶりはNBAのルールをも変えるほどだった。
再起とヒートでの共闘
モーニングの復活
モーニングは腎臓疾患を克服し、NBAに復帰。ニュージャージー・ネッツを経てマイアミ・ヒートに移籍することになる。
ヒートでの共闘と優勝
その後、シャックもヒートに移籍。二人はマイアミ・ヒートの球団史上初の優勝に貢献し、ついにチャンピオンリングを獲得する。
終わりに
1992年のドラフトで注目されたシャックとモーニングは、それぞれの道で大きな影響を与え続けた。シャックはその圧倒的な力で、モーニングはその不屈の精神でNBAに名を残すレジェンドとなった。
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