NBAポスターコラム277:オフェンシブチームは優勝できないという定説を覆したチーム。

NBAポスターコラム
277-優勝ウォリアーズ

277-優勝ウォリアーズ

2014-15シーズンNBAファイナル:ウォリアーズ vs キャブズ

圧倒的な強さでファイナル進出

2014-15シーズン、NBAファイナルに進出したのはゴールデンステート・ウォリアーズとクリーブランド・キャバリアーズ。ウォリアーズは、その自慢のオフェンス力を武器にレギュラーシーズンを67勝15敗で終え、西カンファレンスで1位となった。プレーオフでも安定した強さを発揮し、わずか3敗でファイナルに到達した。一方のキャブズも、カンファレンス決勝でイーストトップシードのアトランタ・ホークスをスウィープ(4連勝)で破るなど、地力の差を見せつけてファイナルに進出した。

新指揮官同士の激突

ウォリアーズを率いたのはスティーブ・カーHC、キャブズを率いたのはデイビッド・ブラットHC。どちらも就任1年目の新指揮官がチームを率いてのファイナルとなった。第1戦から試合は延長戦にもつれる接戦となり、レブロン・ジェームズが44得点と大爆発するも、ステフィン・カリーが26得点を挙げ、ウォリアーズを勝利に導いた。

キャブズに不運のアクシデント

しかし、キャブズに不運が襲う。プレイオフ1回戦で左肩を脱臼したケビン・ラブに続き、カイリー・アービングも初戦のオーバータイムで左ひざを骨折し、戦線離脱してしまった。飛車角を失い、レブロン・ジェームズは窮地に立たされた。

レブロンの奮闘とキャブズの巻き返し

それでも、敵地での第2戦ではレブロンが35得点を叩き出し、2試合連続で延長にもつれ込んだ激戦に勝利。ウォリアーズのホームコート・アドバンテージを無効化すると、本拠地に戻った第3戦でも勝利を収め、シリーズ成績2勝1敗と優位に立った。

ウォリアーズの大博打:ラインナップ変更

キャブズが上昇気流に乗るかと思われたが、その流れを断ち切るべくウォリアーズが博打に出る。第4戦で、カーHCはカリー、クレイ・トンプソン、ハリソン・バーンズ、ドレイモンド・グリーン、そしてアンドリュー・ボーガットに代えてアンドレ・イグダーラを先発起用。センター不在の超スモールラインナップながら、全員がボールプッシュ可能で複数のポジションを守れる布陣でゲームに臨んだ。

イグダーラの大活躍とウォリアーズの逆襲

この作戦が見事に功を奏し、ウォリアーズは103対82と21点差をつけて快勝。その勢いのまま第5戦も制し、クリーブランドへ移った第6戦でもカリーとイグダーラが共に25得点をマークし勝利の原動力となった。こうして第4戦のラインナップ変更で主導権を取り戻したウォリアーズは、1勝2敗からの3連勝でキャブズを4勝2敗で破り、1975年以来となる40年ぶりの優勝を果たした。

ファイナルMVP:イグダーラの価値

ファイナルMVPに輝いたのは、カリーでもトンプソンでもなくアンドレ・イグダーラだった。シリーズ平均16.3点は歴代受賞者の中で3番目に低い数字だったが、彼のオンコート時にレブロンのFG成功率を38.1%まで低下させるなど、守備面での貢献が大きく評価された結果だった。

NBAの新時代到来

ウォリアーズがリーグ制覇を成し遂げたことで、NBAは新たな時代を迎えた。3ポイントの多投、ポジションレスのスモールラインナップという従来の常識を打ち破るスタイルが成功したことで、NBAの戦術に大きな影響を与えることとなった。ウォリアーズの成功は、次の時代のバスケットボールに革命をもたらしたのだった。

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