タイトルーコロナ化における35歳以上の転職のリアル-8

失敗しない転職

タイトルーコロナ化における35歳以上の転職のリアル-8

今の勤めてる会社を辞め、転職するかしないかの3つのチェックリスト

昨今のコロナウイルスの影響により、「リモートワーク」「価値観の変化」「終身雇用制度の限界」など、アフターコロナの世界に向けて、「自分自身の在り方」について考えざるを得なくなりました。

転職における広告を見ていると、
「年収が上がった。」「キャリアアップを達成できた。」「定時で帰れる。」「自分らしさを取り戻せた。」など、自分自身が今いる場所からアップデートさせるようなイメージ戦略がとられています。

CM なので転職におけるイメージは、とてもいいものなのかもしれません。

でも本当のところはどうなのでしょうか?筆者は最近、実際に35歳以上の転職を経験しており、転職エージェントが進める企業に転職をしました。

今回このコラムでは転職して私が「感じたこと」、「思ったこと」、そして「体験したこと」、をリアルに綴っていきたいと思っています。

今、転職しようかどうか悩んでいる方の手助けができたら幸いです。



本日のテーマ
■『10年勤めた会社を辞めて思うこと?』

■『現時点でどういうキャリアになっているか?』

■『辞めた後の生活レベルは?』

このコラムを購入して頂き、誠にありがとうございます。

本日のテーマ
■『10年勤めた会社を辞めて思うこと?』
A.「会社を変えただけで、今ある問題がクリアになるわけではない」

自分の今までのキャリアを捨てて転職したことは「正しかったのか」どうか虚しくなる時があります。

これは私が転職をするなと言っているわけではありません。

今いる会社が劣悪な環境であれば、是非転職していただきたい。そう思っています。

ただ今いる場所がなんとなく気に入らない、上司や同僚とそりが合わない、会社の自分の評価が低い。こういった理由で転職しようとしているならば、それは絶対やめたほうがいいと思います。

転職して気づいたことの一つは、「 自分を一番高く評価してくれてたのは転職前の会社」だという悔しい事実です。

この記事を読んでいるみなさんで言うと「今の会社」でしょうか。

本当に優秀であるのならば転職などせずとも、向こうから声がかかるヘッドハンティングがあるはずです。

会社から飛び出て、社会に身を投じた時に、本当の意味で気づかされたことです。

そしてあなたがどうしても苦手な上司や同僚から逃げたという転職の場合、不思議なことに転職先にも同じように苦手な人が存在します。

■『現時点でどういうキャリアになっているか?』

A.新しい分野に手を出したくても、受け皿がない 。

中間管理職はいらない。45歳定年説などよく耳にすると思います。

すると転職することが、これからは当たり前になっていきます。

しかし今現在はそうなってはいません 。

イノベーションが起こりつつあるというだけで、パラダイムが完全に変わってしまったわけではありません。

その中で今、転職するとなると35歳以上には難しい問題があります。

転職で何か新しいことを始めようにも、30代になってしまうと、同じような業種、職種に就くしかなくなるということです。

苦手な業種、嫌いな職種での仕事から、新しい業界に転職するはずなのに、30代の自分の受け入れ先が全くないことに気づく。

結局、元の業種業界と同じ業界を選ぶことになる。

しかし、以前のコラムで書いたように「同じ」と「同じような」は似てるようで似てない。

タイトルーコロナ化における35歳以上の転職のリアル-5
タイトルーコロナ化における35歳以上の転職のリアル-5 今回も、このコラムでは転職して私が「感じたこと」、「思ったこと」、そして「体験したこと」、をリアルに綴っていきたいと思っています。 今、転職しようかどうか悩んでいる方の手助けができたら...

また一から仕事を覚えることになり、これまでの蓄積は会社を変えてしまった瞬間ゼロになるのだと痛感する。

そして一生懸命仕事を覚えても、そこで得られるスキルや知識は旧世代のオペレーションに有効であるに過ぎない場合が多いのです。

■『辞めた後の生活レベルは?』

転職するということは、「会社の規模は縮小し、給料が下がる。」のが当たり前です。

だからこそ「それでも今の組織から飛び出したい」「他にやりたいことがある」という転職するに至った理由が大事になってくるのです。

日本は基本給が安くて、残業代が高いのです。

残業がしたくなくて転職した場合は、もちろん給料は下がります。

その代わり自由な時間をえられるかどうかは、はっきり言って分かりません。

実際に会社に属してみないとその会社の仕事のやり方や実態などはわからないのです。

人生を諦めるには早すぎる、何かを新しく始めるには遅すぎる30代。

昔は40代で言っていたこのセリフが、平均寿命が延び、人生100年時代になったのに30代に言われるようになってしまった。

定年が60歳から65歳になり、65歳からさらに伸びると言われています。

ご存知の通りこれまでの社会は単純でした。選択肢は少なく一本のレールと経済の成長のスピードに合わせて走り出す急行列車に乗るだけでした。

それは勉強し、大学に入り、大手企業に入り、昇進するという道です。

その列車に乗り込んで、みんなと共に年齢を重ねていくことでした

だからといって一つの会社にずっと属してられるられるという保証もありません。

やめてしまった後に後悔する 。

そういったことにならないように、 転職する前の仕事における現在地をご自身でしっかりと把握しておいてほしいのです。



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