今回も、このコラムでは転職して私が「感じたこと」、「思ったこと」、そして「体験したこと」、をリアルに綴っていきたいと思っています。
今、転職しようかどうか悩んでいる方の手助けができたら幸いです。
本日のテーマ
■『自分の身体と向き合う覚悟を持つ』
A.体力があるというのは、〇〇〇があるということ。
それでは、よろしくお願いいたします。
本日のテーマ
『自分の身体と向き合う覚悟を持つ』
A.体力があるというのは、回復力があるということ。
このコラムの1ー2を使って伝えてきたことの中に社会人なりたての苦労を、年齢を重ねてもう一度体験することになる。
そう伝えてきました。
その時の苦労を乗り越え、責任ある仕事を任され自分自身に自信ができたことによって会社ではなく、社会にとっての自分を試したくて転職を希望する方もいるでしょう。
ただここで思い出してほしいことは、仕事を覚えている段階の苦労が確実にあなたにもあったということです。
そんなものは当たり前、 また一から仕事を始める決断はできている。
そう思っている方に今回伝えておきたい、つい忘れがちな事実を今日は伝えさせていただきます
30代になり、今いる会社でバリバリと仕事をこなしているあなたには考えづらいことなのかもしれませんが、 体力というものは確実に衰えてきています。
その中で意外と体力を消費するのが、新しい仕事をにおける「正解の経験」が少ないことから考える時間が多くなることです。
30代にもなると、良くも悪くも今まで蓄積した経験や体験から、考えるということに関しては新社会人よりも頭を使ってしまいます。
これが意外と体力を消耗して行きます。
転職すると新たな会社で「この場合はどうしたらいいんだろう。」ということが頻繁におきます。
コラム2にて伝えさせていただいた、自分で決定権を持てる曖昧な部分の正解の幅を、また一から作り出すのが転職です。
不甲斐ない自分やできない自分にフォーカスしてしまい、ストレスと疲れがたまるのです。
そのストレスや疲れを癒すのが、睡眠です。
さてここで質問です。
あなたは今、昔のように眠れていますか?
ここで大事なところは「昔のように」というところです。
昔のあなたも寝不足だったかもしれません。
私の経験を伝えさせていただくと、社会人なりたての頃は、寝るのが遅かったです。
夜遅くまで遊んでいたとか、そういう話ではなくて、今日の仕事が終わってプレッシャーから解放された今の状態を継続したい。という気持ちから寝るのが遅くなっていました。
若い時はそれでもよかったのです。
寝るのが遅くても、一度寝たら朝まで目が覚めなかったのです。
今はどうでしょうか?
数時間おきに目が覚めているはずです。
若い頃と違うのは回復力です。
体力があるというのは回復力があるということです。
転職すると、仕事を覚えている今の段階では、明日こそアクシデントが何か起こるのではないかなど、色々考えてしまいます。
明日になるとまた仕事のプレッシャーに向き合わなければなりませんから。
失敗の怖さを経験として学んでいるからです。
そういったことを考えてしまい、寝るのが遅くなります。
昔より体力がないぶん、疲れたら早く寝れるということはないのです。
また結婚している方、子供はいる方は、家に帰っても今度は親の仕事が待っています。
本当に意味で体を休める時間というものは、昔よりずっと少ないのです。
できることは自分の睡眠環境を整えることです。
・湯船には15分浸かる
・お風呂から上がって一時間半以内に床に入る。
・1時間前にパソコンや携帯を見るのをやめる。
・自分に合った部屋の温度にする。
・ウェイティングブランケットを使用する。
など、より良い睡眠にするために、色々試してみることをお勧めします。
上記の5つは私が実際試して、よかったと思うことです。
睡眠に対して妥協しないこと。
翌朝の憂鬱な気持ちを少しでも軽減させる工夫をしてください。
私は高校卒業後、ある会社で10年間製造業に携わってきました。
10年経った時に、仕事も覚えて、いろんな立ち位置も経験し、役職がつく一歩前の生意気になった自分が、今思えばいました。
その後会社を辞め、社会に飛び込んで自分なりに仕事をしてみたものの、全く通用しませんでした。
仕事もなく売り上げがない私は、食費を切り詰め、光熱費や家賃の固定費、前年の収入から算出される税金(社会人時代)の支払いに怯え、持ち物をオークションに出品し、日々貯金を切り崩す日々を過ごすことになります。
焦った私は、とりあえずお金は稼がねばならないと再就職を決意。
「頑張ったぶんの成果が得られる、社長になるための研修が仕事」という怪しいキャッチコピーの会社に就職しました。
美辞麗句を並べたてた紹介のその会社は、もちろんブラック企業。
行商スタイルで毎日与えられる商品を、 売り尽くすまで東京の街を練り歩いていました。
(売れない日のほうが当たり前)
社会保険もなく、遊び半分で買っていく夜の街の酔っ払いを相手に、毎日平均午前3時まで働いていました。
鈍い私はそこで1年間も過ごすことになります。
逆になぜ1年も持ったかと言うと
「成果を出して社長になれる」という目標のもと、自腹営業で商品を買っていたのです。
アホですね。
そしていよいよ自腹営業もできないほど、貯金も無くなりました。
10年間必死で働いて貯めたお金だったのですが、気持ちに余裕がなくなるとは本当に怖いことです。
そして実家に帰ることになります。
実家に帰り父親の仕事を手伝うことになります。
ブラック企業時代に心を病んでしまっていたので、トラウマが残り、企業に属するということが怖くなっていました。
しかし3年経った頃に父が仕事中の事故で亡くなりました。
また一人立ちするほどの技術を習得していなかったので、 ここでもまた再就職先を探すことになります。
派遣として製造業に戻ることになります。
なぜ派遣を選んだかと言うと、まだ後遺症が残っていたのです。
派遣社員ならばそこまでノルマや提出物などのプレッシャーはないと思っていたのです。
しかし派遣社員をしているから、気が楽なんてことはありません。
長く務めた私は(3年)ボーナスがなく、制度が整っていない中で、 正社員と同じだけの働きを求められます。
いざという時には正社員を守るために切り捨てられるのが、派遣社員であり契約社員です。
いくら企業がパワハラやセクハラに対してのガイドラインを定めようと、本当のセクハラやパワハラは表には出てこないのです。
企業に属して同じプレッシャーを受けるならば、正社員の方が「まだマシ」ということで正社員として受け入れてくれる会社を探し出したのです。
しかしその時もうすでに36歳。転職できるギリギリのラインである35歳を過ぎていました。
35歳以上の転職がどういったものであるかは、このコラムにて記載させていただきました。
初めに伝えさせて頂いた通り、 私は転職を「やめろ」と言っているわけではありません。
あなたが思ってる以上に仕事を覚えた状況、慣れた環境というのはありがたいことなのです。
私でいうならば、最初に勤めた企業の最終年が、10年かけて築いたポジションがどれほど尊いものか。
失ったことで気づくことの一つではあるかもしれません。
最後に私から、転職エージェントと同じようなことを伝えさせていただきます。
転職するにしてもしないにしても、是非納得いく決断をしてください。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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