NBAポスターコラム770:「センパイ」と呼んだ男とともに…八村塁が掴みかけたものとは、、、。

NBAポスターコラム
770-八村塁

770-八村塁

八村塁、オールスター級の片鱗を見せた2020-21シーズン

3月13日から30日までの10試合、平均20.2点・7.8リバウンド

NBA3年目となる2020-21シーズン、八村塁はワシントン・ウィザーズの主力として成長を遂げた。特に、2021年3月13日から30日までの10試合で、平均20.2点、7.8リバウンドというオールスター級のスタッツを記録。チームの得点源であるブラッドリー・ビールが欠場する試合では、ラッセル・ウエストブルックとともに攻撃の中心を担い、彼らが揃っている試合でもチームの3番手として確実に貢献した。

この10試合の間、八村はアグレッシブなプレーで得点を重ね、リバウンドでも存在感を発揮。ウィザーズがシーズン終盤にプレーオフを目指して戦うなかで、彼のパフォーマンスはチームにとって不可欠なものとなった。

ビール&ウエストブルックの陰に隠れず、攻撃の核へ

シーズン序盤は、ビールとウエストブルックという2人のスター選手の影に隠れがちだった。しかし、八村自身も「今、チームとしてもラッセルやブラッドに続いて3人目の選手が必要とされていて、僕がその1人になれるんじゃないかなと思うので、積極的にやっていきたい」と語っていたように、自らの役割を理解し、それを果たそうとする意識が高まっていた。

ビールやウエストブルックが相手ディフェンスの注意を引きつける中で、八村はただ見ているのではなく、どう動けばチームにとってプラスになるかを考えていた。その結果、オフボールの動きやスクリーンの使い方が向上し、より効率的に得点できるようになった。

ウエストブルックとのコンビネーション

この成長の裏には、ウエストブルックとの密なコミュニケーションがあった。八村はオフに加入した元MVPと積極的に話し合い、彼のプレースタイルを学びながら、チーム内での役割を確立していった。

特に、ウエストブルックがディフェンシブ・リバウンドを取るとわかった瞬間に、すぐに速攻に走る意識を持つようになった。これにより、ディフェンスが戻る前に簡単なレイアップやダンクを決めるチャンスが増えた。仮にすぐにパスが来なくても、インサイドでポジションを取ることで、ウィザーズのオフェンスの選択肢を広げることに貢献していた。

「センパイ」ウエストブルックへの敬意

「ラスにはいつも注目が集まっている。彼はいつもボールを持っていて、素晴らしいプレーメーカーなので、周りの選手に得点のチャンスを作り出してくれる」と八村は語っている。ウエストブルックのリーダーシップに対して、日本語で「センパイ」と呼び、リスペクトを表現していた。

ウエストブルックはエネルギッシュなプレーでチームを引っ張り、勝利への執念を見せる選手。八村は彼から多くを学び、プレースタイルに影響を受けながら成長していった。特に、試合中のメンタリティやプレッシャーの中での戦い方など、NBAのトッププレイヤーとしてのマインドセットを吸収していった。

八村塁の今後に向けて

2020-21シーズンのこの時期は、八村にとってキャリアの大きな転機だった。平均20.2点・7.8リバウンドというスタッツは、単なる一時的な好調ではなく、彼がNBAでスター選手になれるポテンシャルを持っていることを示していた。

ウエストブルックやビールとともに戦ったこの期間は、八村がリーダーとしての資質を身につける貴重な経験となった。今後はさらにシュートの安定感やディフェンス面での成長が求められるが、この時期に見せたプレーが、彼のNBAキャリアを押し上げる大きなステップになったことは間違いない。

八村塁がこの経験を糧に、さらなる飛躍を遂げることを期待したい。

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