760-ドゥエイン・ウェイド
ドゥエイン・ウェイド──マイアミ・ヒートのレジェンド
5人目の永久欠番
マイアミ・ヒートの歴史において、ドゥエイン・ウェイドは特別な存在だ。彼の背番号3が永久欠番となったのは当然の結果であり、彼はヒート史上5人目の栄誉を受けることになった。
ヒートの永久欠番に名を連ねるのは、アロンゾ・モーニング(#33)、ティム・ハーダウェイ(#10)、シャキール・オニール(#32)、クリス・ボッシュ(#1)に続き、ウェイドで5人目となる。これらの選手の中でも、ウェイドの貢献度は群を抜いており、フランチャイズの歴史を語る上で欠かせない存在だ。
2003年ドラフトの象徴
ウェイドは、2003年のNBAドラフトでヒートから全体5位指名を受けた。このドラフトは「黄金世代」とも称され、レブロン・ジェームズ(1位)、ダーク・ミリチッチ(2位)、カーメロ・アンソニー(3位)、クリス・ボッシュ(4位)と、錚々たるメンバーが揃っていた。
しかし、その中でもウェイドは特にヒートにフィットし、チームをリーグ屈指の強豪へと押し上げる存在となった。彼のスピード、得点力、そしてクラッチタイムでの勝負強さは、新人時代から際立っていた。
フランチャイズ初の優勝
ウェイドのキャリアを語る上で欠かせないのが、2006年のNBAファイナルだ。
キャリア3年目のこの年、ヒートはシャキール・オニールとともにNBAファイナルへと駒を進めた。対戦相手はダーク・ノヴィツキー率いるダラス・マーベリックス。シリーズ最初の2試合を落とし、絶体絶命の状況に追い込まれたが、ここでウェイドが覚醒する。
第3戦以降、ウェイドは驚異的なパフォーマンスを披露。シリーズ平均34.7得点、7.8リバウンド、3.8アシスト、2.7スティールを記録し、MVPを獲得。特に第3戦では42得点、第5戦では43得点を叩き出し、ファイナル史に残る圧倒的なパフォーマンスを見せた。
この優勝によって、ウェイドは名実ともにヒートの象徴となり、フランチャイズの歴史に新たなページを刻んだ。
レブロン&ボッシュとの”ビッグ3″時代
2010年、ヒートはリーグを揺るがす大補強を敢行。ウェイドに加えて、レブロン・ジェームズとクリス・ボッシュが加入し、”ビッグ3″が結成された。
このトリオは即座にリーグ最強のチームとなり、4年連続でNBAファイナルに進出。その中で2012年と2013年に連覇を達成した。
特に2012年のファイナルでは、ウェイドはレブロンと共にオクラホマシティ・サンダーを圧倒。2013年のファイナルでは、サンアントニオ・スパーズを相手に歴史的な激闘を繰り広げ、レイ・アレンの劇的な3ポイントシュートが生まれた試合もNBA史に残る名場面だ。
ビッグ3の時代は2014年に終焉を迎え、レブロンがキャバリアーズへ復帰したことで解体された。しかし、この4年間でウェイドが果たした役割は計り知れないものだった。
16年間の偉大なキャリア
ウェイドのNBAキャリアは16年間に及び、そのうち14年半をヒートで過ごした。通算成績は以下の通り。
- 平均22.0得点、5.4アシスト、4.7リバウンド、1.5スティール、0.8ブロック
- オールスター選出13回
- オールNBAチーム選出8回
- オールディフェンシブチーム選出3回
さらに、ヒートのフランチャイズ記録としても数々の項目でトップに君臨している。
- 通算出場試合数:948試合
- 通算得点:21,556点
- 通算アシスト:5,310本
- 通算スティール:1,492本
これらの記録が示す通り、ウェイドはヒート史上最も偉大な選手であり、彼の背番号3が永久欠番となるのは必然だった。
まとめ
ドゥエイン・ウェイドは、マイアミ・ヒートの象徴であり、フランチャイズにとって最も重要な選手の一人だった。2006年の優勝、ビッグ3時代の連覇、そして数々の記録。彼のキャリアはまさに伝説的だ。
永久欠番としてヒートの歴史に名を刻んだウェイドは、これからもチームのDNAとして語り継がれる存在であり続けるだろう。
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