NBAポスターコラム752:「無冠の帝王」からの脱却、ロックアウトの混乱、そしてレブロンの覚醒…。

複業投資家1分日記
752-レブロン・ジェームス

752-レブロン・ジェームス

2011-12シーズン:ロックアウト、レブロンの覚醒、そして初優勝

ロックアウトで開幕延期、66試合の短縮シーズンへ

2011-12シーズンは、NBAにとって激動の幕開けとなった。リーグ側と選手会の間で新労使協定の交渉が決裂し、ロックアウトに突入。両者の対立は深刻で、なかなか妥協点が見出せないまま時間だけが過ぎていった。

最終的に、収益分配率を選手側とリーグ側が約50%ずつとすることで合意に達し、ロックアウトは12月8日に終結。これにより、12月25日に開幕し、レギュラーシーズンは66試合での開催が決定した。通常の82試合に比べると16試合も少なく、過密日程がチームと選手に大きな負担を強いるシーズンとなった。

レブロン・ジェームズ、覚醒のシーズン

ロックアウト期間中、レブロン・ジェームズは真剣にNHL挑戦を検討し、NFLのダラス・カウボーイズから契約書まで用意されていたという異色のエピソードがある。しかし、彼の本領はやはりバスケットボールにあった。

前年のNBAファイナルでダラス・マーベリックスに敗れた悔しさを胸に、開幕から爆発。2週連続でイーストの週間MVPに輝くと12月/1月と2月の月間MVPにも選出。最終的に、2年ぶり3度目となるシーズンMVPに輝いた。

レギュラーシーズンでの彼のスタッツは、まさにキャリア絶頂期を迎えたことを証明するものだった。オールNBAチームとディフェンシブ・チームの両方で1stチームに選出されるなど、攻守にわたる圧倒的なパフォーマンスを披露した。

ビッグスリーの本領発揮、46勝20敗でプレーオフへ

レブロンの大活躍に呼応するかのように、ドウェイン・ウェイドとクリス・ボッシュも奮起。前年のNBAファイナルでは精彩を欠いたプレーが批判されたが、今季はチームを牽引し、46勝20敗という好成績を記録した。

短縮シーズンとはいえ、彼らがリーグ屈指の実力を持つチームであることに変わりはなかった。前年の雪辱を晴らすべく、プレーオフに臨んだ。

ファイナルの相手はサンダー、若きビッグ3との対決

ヒートは順調に勝ち進み、ついにNBAファイナルに到達。対するは、ウェスタン・カンファレンス第2シードのオクラホマシティ・サンダー。ケビン・デュラント、ラッセル・ウェストブルック、ジェームズ・ハーデンの若きビッグスリーは、圧倒的な得点力を武器にファイナルへと駆け上がってきた。

しかし、ファイナルで最も輝きを放ったのは、前年にマブス相手に平均17.8点と失速し、批判を浴びたレブロン・ジェームズだった。

レブロンの圧倒的支配、ファイナルMVP獲得

レブロンはファイナル5試合を通じて、

  • 平均出場時間:44.0分
  • 平均得点:28.6点
  • 平均リバウンド:10.2本
  • 平均アシスト:7.4本

と、大黒柱として圧巻のスタッツを記録。特に第5戦では、トリプルダブルを達成するなど、試合の流れを完全に支配した。

当然のことながら、ファイナルMVPに選ばれた。シーズンMVPとファイナルMVPの同時受賞はNBA史上10人目の快挙だった。

9年目にしてついに戴冠、レブロンの歓喜

ファイナル第5戦の終了間際、初優勝を目前にしたレブロンはベンチで大はしゃぎ。この瞬間をどれだけ待ち望んでいたかが伝わる光景だった。

NBA入りして9年目。幾度も批判を浴び、「無冠の帝王」と揶揄され続けた男が、ついに王座を掴んだ。2011-12シーズンは、レブロン・ジェームズが“真の王者”へと進化した、忘れられないシーズンとなった。

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