667-チャールズ・バークレー
フェニックスサンズの復活と栄光の軌跡
ドラッグ問題からの復活
80年代後半、フェニックス・サンズはドラッグ問題に揺れていたチームを立て直し、新たなスタートを切った。ここからプレーオフの常連チームとしての道が始まる。1989年から2001年までの13年間、サンズは安定した毎年プレーオフに進出し、安定した強さを誇った。この間、50勝を下まわったのはロックアウトで短縮されたシーズンを除けばわずか2回だけだった。
魅力的な選手と攻撃的なバスケットボール
1990年代前半、サンズはケビン・ジョンソン、トム・チェンバース、ダン・マーリーといった身体能力に優れた選手が多く、ファンを魅了する攻撃的なバスケットボールを展開していた。これらの選手たちはサンズの強さと人気を支えた。
バークレーの加入とファイナル進出
1992-93シーズン、サンズはユニフォームを一新し、フィラデルフィア・76ersからチャールズ・バークレーを獲得。新ヘッドコーチのポール・ウェストファルHCのもと、バークレーは見事な活躍を見せ、球団初のMVPに選ばれた。サンズはリーグ1位の62勝を挙げ、NBAファイナルに進出。相手はマイケル・ジョーダン率いるシカゴ・ブルズだった。
ファイナルの激闘
ホームで2連敗した後の第3戦はトリプルオーバータイムの大熱戦。この試合を制したが、第6戦でジョン・パクソンに痛恨の逆転弾を許し、2勝4敗で敗れた。
バークレーの活躍と退
バークレーは198cmとパワーフォワードとしては小柄だったが、強靭なフィジカルと身体能力を武器にエースとして君臨。KJとのコンビで入団初年度に平均25.6点、12.2リバウンドの大活躍を見せ、初のMVPに選ばれた。プレーオフでも平均26.6点、13.6リバウンドを記録し、決勝進出の原動力となった。
その後もバークレーは好成績を残し続けたが、94-95シーズンはカンファレンス準決勝で、その後、連覇を果たすロケッツに行く手を阻まれ、1996年にバークレーはヒューストン・ロケッツに移籍した。
最後
フェニックス・サンズは、1989年から2001年までの13年間にわたってプレーオフ常連の強豪チームとして活躍し、1990年代前半は魅力的な選手たちによる攻撃的なバスケットボールでファンを魅了し、1992-93シーズンにはチャールズ・バークレーの加入で球団初のファイナル進出を果たした。このサンズの歴史において輝かしい時代として受け繋がれている。
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