NBAポスターコラム636:得点王のタイトルを4回以上獲得したスコアラーたち。

NBAポスターコラム
636-得点王

636-得点王

ここでは“アイスマン”ジョージ・ガービンと“超人”ウェルト・チェンバレンについて語りたい。

『アイスマン』ジョージ・ガービン:止められない得点マシン

得点王の軌跡

「止めようがない」と評されたジョージ・ガービン。1978-80シーズンからの3年連続を含む4度の得点王タイトルを手にした。彼は、ジャンプシュート、フィンガーロール、リバース・レイアップ、パワーダンクと、どんなシュートでも打てる万能選手だった。空中で方向を変え、トリプルチームでも抜く技術を持ち、難度の高いショットでも成功率が常時5割を超えるという驚異的なパフォーマンスを見せた。

ライバルチームの嘆き

「ジョージ・ガービンは止められない。彼が40回シュートを打った後、腕が疲れるのを待つだけだ」と、ライバルチームのコーチは嘆いたという。これだけの技術と得点力を持つ選手は、まさに恐怖の存在だった。

フィンガーロールの美学

エレガントな得点術:フィンガーロール

ジョージ・ガービンの代名詞といえば、何といってもフィンガーロールだ。この技は、ボールをレイアップ時に指先で回転させ、バックボードやリングの跳ね返りを計算してゴールに吸い込まれるように放つもので、そのエレガントさは見る者を魅了した。ガービンは巧みなハンドリングと緩急を付けたドライブで切り込み、どんな体勢、どんな角度からでもボールを指先ひとつで操る技術を持っていた。

シグネチャームーブとしてのフィンガーロール

ガービンのフィンガーロールは、リングから少し離れた位置からでも高確率で沈めることができた。優勝には縁がなかったが、シーズンで4回、プレイオフで5回も得点王に輝いた彼は、まさに寡黙な1on1マスターだった。数多くの得点を奪ったフィンガーロールはガービンのシグネチャームーブとして、現代数多くのスコアラーに使用され、効果的な得点スキルだと認知されている。

“超人”ウィルト・チェンバレン:得点における最大風力 

1試合100得点の金字塔

得点王7回のウィルト・チェンバレン。彼は1試合100得点、シーズン平均50.4点など、まさに伝説的な記録を持つ選手だ。1966年3月14日には、ボブ・ペティットの通算2万880点を抜いてトップに立ち、これはNBA入りからわずか7年で達成されたものだった。

1962年3月2日:歴史に残る100得点ゲーム

1962年3月2日のニックス戦で、チェンバレンはペイントエリアで大暴れし、後世まで語り継がれる100得点を達成した。マッチアップ相手の脆弱さ、苦手なフリースローを下手投げで高確率で決めたこと、チームメイトのサポートなどが重なり、この金字塔を打ち立てた。102点目を狙えるチャンスはあったが、本人は「100点の方が響きがいい」と語ったように、この記録はNBA史上で最も美しく、有名なアンタッチャブルレコードの一つだ。

100得点の可能性:現代のNBAと未来の展望

オールスターゲームでの可能性

現在、100得点を超える可能性があるとすれば、ディフェンスが疎かになり、3P打ち放題で真剣勝負の雰囲気がなくなったオールスターゲームだろう。2024年のNBAオールスターでは、200得点に到達した。将来的にリーグが4Pラインを導入し、現在「ディープ・スリー」を打ちまくるようなシューターが、本拠地開催のオールスターで誕生日を迎え、チームメイトが率先してパスを出すなどの偶然が重なれば、もしかしたら達成されるかもしれない。

シーズン平均50得点の難しさ

一方、ウィルト・チェンバレンのシーズン平均50.4点という記録は、未来永劫破られることはないだろう。この記録は、その超絶パフォーマンスをシーズン通じて披露し続ける必要があるため、限りなく困難だ。チェンバレンのように半分以上のゲームで50得点超えをマークし、毎試合48分フル出場してコンスタントに50得点前後を稼ぐことが必要であり、これは現代のNBAにおいてほぼ不可能な偉業だ。

結論

ジョージ・ガービンとウィルト・チェンバレンという2人の偉大な選手が、NBAの得点の歴史に名を刻んでいる。ガービンのフィンガーロールとチェンバレンの100得点ゲーム、シーズン平均50得点という記録は、それぞれの時代を象徴するものであり、今後も語り継がれていくだろう。

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