41-ビンス・カーター
「Let’s go home!Let’s go home !!」
1本目のダンクが決まり、実況はそう叫んだ。
想像のはるかに越えたダンクだった。
カーターは驚異的な身体能力を駆使し、難易度の高いダンクも軽々としてるように見えるほど、滞空時間が長く、美しい空中姿勢を誇っていた。
「パターンが出尽くした」として、陰りが出てきたスラムダンクコンテストに新たなスタンダードを確立させる。
まるで重力を無視しているかのようカーターのダンクは、各ラウンドでオリジナリティに溢れ、メディアだけでなく、オールスターに選出された現役選手すらも驚かせた。
今は難易度が上がっているし、パターンも増えたけど、このダンクのセンセーショナルは半端なかった。
追伸、史上最高のダンカーの一人で、“1990,2000,2010,2020”と、4つの年代でプレイした初めてのプレイヤーでもある。
偉大な75人に選ばれなかったが、ホントに微妙な立ち位置にいたと思う。
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