NBAポスターコラム16:『デュランチュラ』――誰にも止められない死神…。

NBAポスターコラム

16-ケビン・デュラント

デュランチュラの正体 ― ケビン・デュラントという異次元スコアラー

コートに蜘蛛の巣を張る男

ケビン・デュラント。この名前を聞くだけで、ディフェンダーは顔をしかめる。
「デュランチュラ」という異名が示す通り、彼はコート全体を支配する。
サイズ、リーチ、スキル――すべてを駆使して、どんな位置からでも得点できる。
ディフェンダーは彼に絡め取られ、ミスマッチを強制される。
206cmのサイズでガードのような動き。これでは誰も止められない。

得点源はジャンパー、なのに万能型

デュラントの得点の起点はジャンプショットだ。
リングへのアタックをメインにする選手が多い中、デュラントは違う。
ミドルからロングにかけて、どこからでも美しい弧を描くジャンパーを放つ。

エルボー、ウィング、トップ・オブ・ザ・キー、どこでも正確無比。
さらに、リリースポイントが異様に高い。
85cmの垂直跳びと206cmの身長が合わさることで、ほとんどのディフェンダーでは手が届かない。
ブロックできる選手など、現実的には存在しないレベルだ。

トップギアに入ったドリブルとダンクの破壊力

ジャンパーが目立つデュラントだが、ドリブルからの突進力も見逃せない。
細身だがトップスピードに乗った彼のドライブから繰り出すダンクは凶悪だ。
垂直跳び85cmという数字以上に、助走からスピードをつけてのプレーに、見かけ以上のパワーを生む。
死神が大鎌を振り下ろしたその瞬間、リングを引きちぎりそうなダンクは、普段の静かなジャンパー職人とはまったく違う顔を見せる。

「俺こそ世界一」絶対的な自信

デュラントはハッキリ言っている。

「俺は自分こそ世界一のプレイヤーだと思っている。それだけ自分に自信を持っているんだ」

この言葉に、彼のメンタリティがすべて詰まっている。
試合中も、決して感情を大きく表に出さないが、心の中には揺るぎないプライドがある。
ディフェンダーを見下ろしながら、冷酷にシュートを沈めるその姿に、世界一の自負が滲んでいる。

得点における万能性

デュラントは得点のバリエーションが桁違いだ。
ミドル、ロング、ドライブ、ポストアップ、ファストブレイク。
すべてが高精度。
しかもオフボールでも動けるし、キャッチ&シュートもできる。
オフェンスにおいて「できないこと」が存在しない。

そして得点だけじゃない。
必要とあらばパスも出すし、リバウンドも取る。
ディフェンスでも、スモールフォワードからセンターまで守ることができる。
攻守両面での穴のなさが、デュラントを特別な存在にしている。

クラッチタイムの支配力

デュラントは勝負所での強さが際立っている。
プレッシャーがかかる場面でも、彼のジャンパーはブレない。
例として、ウォリアーズ時代の2017年ファイナル第3戦。
レブロン・ジェームズを正面から見据え、ステップバックから3ポイントを沈めたあのシーン。
あれこそ、デュラントの冷酷さを象徴する瞬間だった。

どれだけタフなディフェンスでも、彼は静かに、当たり前のようにショットを沈める。
勝負を決める場面で、最も信頼できる男。それがケビン・デュラントだ。

NBAに与えた新しいスタンダード

デュラントがNBAに持ち込んだものは大きい。
彼以前、2メートルを超える選手がこんなに自在にドリブルし、シュートし、パスする姿はほとんどなかった。

彼の存在が、ジェイソン・テイタムやブランドン・イングラム、パオロ・バンケロといった「スキル型ウィング」の流れを生んだ。
「デカくても何でもできる」
それが今のNBAでは当たり前になったが、デュラントがいなければ、今のこの形はなかった。

ケガを乗り越えた不屈の精神

デュラントはケガにも苦しんだ。
特に2019年ファイナルでのアキレス腱断裂は、キャリアを左右しかねない大事件だった。
普通ならパフォーマンスは大きく落ちる。
だが、デュラントは違った。

長いリハビリを経て復帰後も、ジャンパーの精度は変わらず、むしろ熟練度を増していた。
彼のキャリアを見てわかるのは、「才能」だけじゃなく「努力」と「精神力」だ。
これこそ、デュラントを歴史に名を刻む存在にしている。

まとめ ― 永遠に語り継がれるデュランチュラ

デュラントは単なる得点マシンじゃない。
サイズ、スキル、メンタル、すべてがハイレベルで揃った史上最高クラスのオールラウンダーだ。

リングに突進して豪快にダンクを叩き込む一方で、ミドルから冷酷にジャンパーを決める。
どんな状況でも勝負を決めるためにボールを託される。
それが、彼が「世界一」と言い切れる理由。

これからどれだけ新しいスターが出てきても、デュランチュラ――ケビン・デュラントの名は、永遠にNBA史に刻まれていく。

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