タイトルーコロナ化における35歳以上の転職のリアル-6

失敗しない転職

タイトルーコロナ化における35歳以上の転職のリアル-6

今回も、このコラムでは転職して私が「感じたこと」、「思ったこと」、そして「体験したこと」、をリアルに綴っていきたいと思っています。

今、転職しようかどうか悩んでいる方の手助けができたら幸いです。



それを踏まえた上で、、、

本日のテーマ
■『昔の自分と比べてしまう瞬間とは?』
A.〇〇〇〇〇の思い切りがなくなっているのを痛感する。

それでは、よろしくお願いいたします。

本日のテーマ
■『昔の自分と比べてしまう瞬間とは?』
A.殻を破る瞬間の思い切りがなくなっているのを痛感する

以前主婦の仕事量を年収にするとが470万円になるという記事を見ました。

私はこの記事を読んで仕事をする上での強度が入っていないと感じました。

強度とは何でしょうか?

ここで一人の主婦が一人前の料理を作るとしましょう。

五目チャーハンを質、一人前を量とします。

食べるのは夫の場合、そして夫の母、つまり姑に提供するとします。

「味付けが薄い」とそれぞれが言ったとしましょう。

旦那が言ったのならだったらもう一生作ってやらないとか言えると思います。

同じように姑に言えるでしょうか?

おそらく言えないでしょう。

実はこれは実話で、うちの母が体験した話です。

すみませんと母は言っていました。

つまり強度とはそこにある見えざるプレッシャーのことです。

さて仕事をする上での大変さとは何でしょうか?

それは毎日が本番の一発勝負だということです。

質と量だけでは仕事は語れません。

そこに「見えざるプレッシャー」という強度が含まれます。

本番にはもちろん失敗がついて回ります。

35歳を過ぎてからの転職をしたあなた、もしくは転職しようとしているあなたには、これまでのキャリア、経験から失敗についての恐怖が分かっていると思います。

「失敗してもいいから思いっきりやってみろ」という言葉を信じて、実際思い切りやってみた結果、失敗してみるとどうなるでしょう。

やはり失敗は失敗なのです。

失敗の手続きや処置が行われ、二度とこういうことがないようにと言われます。

「思い切りやること」「失敗すること」は違うのです。

こういったことを以前の会社、もしくは長い経験上知っているのです。

以前は先輩社員に同じことを言われても素直に行動に移して、失敗をしていたのかもしれません。

この思い切りの部分が以前の自分と違うのです。

35歳以上になると安全策ばかり取る自分がいることにがっかりします。

年齢を重ねて慎重になっていると言えば聞こえはいいです。

しかし仕事をやる上ではどこかのタイミングで、自分自身に仕事の責任を背負い、思い切りやることが大事になる場面がやってきます。

そこで得た成功体験が自信となり、仕事に幅を持たせるようになっていくのです。

以前のコラムで言うところの、仕事での〇でもなく、✕でもない、間の△の幅と決定権に影響を持つようになっていきます。

タイトルーコロナ化における35歳以上の転職のリアル-2
タイトルーコロナ化における35歳以上の転職のリアル-2 今回も、このコラムでは転職して私が「感じたこと」、「思ったこと」、そして「体験したこと」、をリアルに綴っていきたいと思っています。 今、転職しようかどうか悩んでいる方の手助けができたら...

失敗をするなら早い方がいいです。

というより35歳以上の転職をしたあなたに「早い」などの言葉は当てはまらないのです。

後になって失敗すると、「いい年をしてこんなこともわからないのか」、「できないのか」と思われます。

何より「そう思っているんだろうな」という目線が辛くなってきます。

対策として、35歳以上の転職をしたあなたに大事なことは、若いあの時よりも率先してやってみることです。

もちろん以前とは違うアプローチは必要です。

いきなり大本番なんてことは絶対にやめてください。

失敗して心に傷を負うと取り返しがつかなくなる可能性だってあるのです。

「ちょっとやらせてもらってもいいですか?」

「この部分は任せてもらえますか?」

と言い、プチ本番を演出するのです。

若い時の100の思い切りの部分を、10ずつの小出しにしていく感じです。

右ストレートよりも、左ジャブを効果的に使っていきましょう。

私は高校卒業後、ある会社で10年間製造業に携わってきました。
10年経った時に、仕事も覚えて、いろんな立ち位置も経験し、役職がつく一歩前の生意気になった自分が、今思えばいました。
その後会社を辞め、社会に飛び込んで自分なりに仕事をしてみたものの、全く通用しませんでした。

仕事もなく売り上げがない私は、食費を切り詰め、光熱費や家賃の固定費、前年の収入から算出される税金(社会人時代)の支払いに怯え、持ち物をオークションに出品し、日々貯金を切り崩す日々を過ごすことになります。

焦った私は、とりあえずお金は稼がねばならないと再就職を決意。
「頑張ったぶんの成果が得られる、社長になるための研修が仕事」という怪しいキャッチコピーの会社に就職しました。
美辞麗句を並べたてた紹介のその会社は、もちろんブラック企業。
行商スタイルで毎日与えられる商品を、 売り尽くすまで東京の街を練り歩いていました。
(売れない日のほうが当たり前)
社会保険もなく、遊び半分で買っていく夜の街の酔っ払いを相手に、毎日平均午前3時まで働いていました。
鈍い私はそこで1年間も過ごすことになります。
逆になぜ1年も持ったかと言うと
「成果を出して社長になれる」という目標のもと、自腹営業で商品を買っていたのです。
アホですね。
そしていよいよ自腹営業もできないほど、貯金も無くなりました。
10年間必死で働いて貯めたお金だったのですが、気持ちに余裕がなくなるとは本当に怖いことです。

そして実家に帰ることになります。
実家に帰り父親の仕事を手伝うことになります。
ブラック企業時代に心を病んでしまっていたので、トラウマが残り、企業に属するということが怖くなっていました。
しかし3年経った頃に父が仕事中の事故で亡くなりました。
また一人立ちするほどの技術を習得していなかったので、 ここでもまた再就職先を探すことになります。

派遣として製造業に戻ることになります。
なぜ派遣を選んだかと言うと、まだ後遺症が残っていたのです。
派遣社員ならばそこまでノルマや提出物などのプレッシャーはないと思っていたのです。
しかし派遣社員をしているから、気が楽なんてことはありません。
長く務めた私は(3年)ボーナスがなく、制度が整っていない中で、 正社員と同じだけの働きを求められます。
いざという時には正社員を守るために切り捨てられるのが、派遣社員であり契約社員です。
いくら企業がパワハラやセクハラに対してのガイドラインを定めようと、本当のセクハラやパワハラは表には出てこないのです。

企業に属して同じプレッシャーを受けるならば、正社員の方が「まだマシ」ということで正社員として受け入れてくれる会社を探し出したのです。

しかしその時もうすでに36歳。転職できるギリギリのラインである35歳を過ぎていました。

35歳以上の転職がどういったものであるかは、このコラムにて記載させていただきました。

初めに伝えさせて頂いた通り、 私は転職を「やめろ」と言っているわけではありません。

あなたが思ってる以上に仕事を覚えた状況、慣れた環境というのはありがたいことなのです。

私でいうならば、最初に勤めた企業の最終年が、10年かけて築いたポジションがどれほど尊いものか。

失ったことで気づくことの一つではあるかもしれません。

最後に私から、転職エージェントと同じようなことを伝えさせていただきます。

転職するにしてもしないにしても、是非納得いく決断をしてください。

ここまで読んでいただきありがとうございます。



コメント