793-ケビン・ガーネット
ケビン・ガーネットの栄光と苦闘──初のMVPとウルブズ史上最高のシーズン
ケビン・ガーネット、悲願のMVP受賞!
2003-04シーズン、NBAの歴史に残る圧倒的な支配力を見せつけた男がいた。ミネソタ・ティンバーウルブズのケビン・ガーネットだ。彼はこの年、自身初となるシーズンMVPを獲得し、まさにキャリアの絶頂を迎えた。その受賞は誰もが納得するものだった。今回は、そのシーズンを振り返りながら、ガーネットの偉業を詳しく解説していく。
破格のスタッツが物語る支配力
ガーネットはこのシーズン、
- 平均24.2得点(リーグ2位)
- 13.9リバウンド(リーグ1位)
- 5.0アシスト
- 2.17ブロック
という驚異的な成績を残した。特に得点とリバウンドにおいてはキャリアハイを記録し、支配的なプレーを見せつけた。ダブル・ダブルも71試合で達成し、これは当時の過去10年で最多。さらに、シーズン合計得点(1987)と合計リバウンド(1139)でリーグトップに立ち、この2部門を同時に制するという史上5人目の快挙を成し遂げた。
チームを史上初のディビジョン優勝へ導く
個人成績だけではなく、チームの躍進もガーネットのMVP受賞を後押しした。このシーズン、ウルブズはチーム史上初となるミッドウェスト・ディビジョン優勝を果たし、さらにウエスタン・カンファレンス最高勝率をマーク。これは、それまでのウルブズの低迷ぶりを考えれば、まさに歴史的快挙だった。
チームがこれほどの成功を収めた背景には、ガーネットのリーダーシップがある。彼は攻守両面でチームを牽引し、プレーだけでなく、精神的な支柱としてもチームを支え続けた。
MVPの発表と感動のスピーチ
MVP受賞が発表された式典には、異例のことにウルブズのチームメイト全員が出席。ガーネットはスピーチの中で、チームメイトへの感謝を述べた。
「俺は何もできなかったはずだ。この大馬鹿野郎たちがいなければ」
その言葉には、ガーネットらしい愛とユーモアが込められていた。しかし、事実はその逆で、彼の圧倒的なパフォーマンスこそがウルブズをここまで押し上げたのは間違いない。
投票結果も圧巻だった。123の有効票のうち120票が1位票。2年連続MVPのティム・ダンカンに500ポイント以上の差をつけ、圧倒的な支持を集めた。
その後のプレーオフとガーネットの挑戦
ウルブズはこの年、プレーオフでも躍進。カンファレンス・ファイナルまで勝ち進み、球団史上最高の成績を収めた。しかし、ロサンゼルス・レイカーズの壁を越えられず、ファイナル進出は叶わなかった。
それでも、ガーネットのこのシーズンの活躍は、歴史に残るものだった。そして、このMVP受賞は、彼がキャリアの中で成し遂げた最も輝かしい栄誉の一つとなった。
まとめ
2003-04シーズンのケビン・ガーネットは、まさに圧倒的な存在だった。個人成績、チームの成功、そしてリーグ全体への影響力。その全てがMVPにふさわしいものだった。
この年のガーネットのプレーを振り返ると、彼のバスケットボールへの情熱と努力がどれだけのものだったかが伝わってくる。
KGはロサンゼルス・レイカーズに敗退後、チームメイトを集めこう言ったという。
「ネガティブな出来事をポジティブに変えるんだ」。
ウルブズの歴史を変え、NBAの歴史にも名を刻んだガーネットのMVPシーズンは、今後も語り継がれることだろう。
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