NBAポスターコラム786:ジェイソン・テイタムは真のエースか?セルティックス史上最もソフトなフランチャイズプレーヤー論争とは…。

NBAポスターコラム
786-ジェイソン・テイタム

786-ジェイソン・テイタム

チャンピオンリングを手にしたテイタム、その評価は今後どうなるのか、、、。

テイタムはボストンのエース

ジェイソン・テイタムがボストン・セルティックスのエースであることに疑いの余地はない。2017年のNBAドラフトで3位指名を受けて以来、セルティックスの顔として成長し続けている。2020年代に入ってからは毎年MVP候補に名前が挙がるほどの活躍を見せ、オールNBAチームの常連となった。特に2022-23シーズンには自己最高の平均得点を記録し、チームのリーダーとしての地位を確立した。

得点力はもちろん、プレーメイキング能力も向上し、近年ではディフェンス面でも評価を上げている。オールディフェンシブチームに選ばれるほどではないが、スイッチディフェンスを求められる現代NBAにおいて、複数のポジションを守れる選手として成長している。

チャンピオンリング獲得とその意義

テイタムはセルティックスをNBAファイナルに導き、ついにチャンピオンリングを手にした。この功績は、彼のキャリアにおいて大きな意味を持つ。セルティックスは長らくタイトルから遠ざかっており、2008年以来の優勝となった。この優勝によって、テイタムはボストンの伝説たちと肩を並べる資格を得たとも言える。

ただし、ファイナルMVPはチームメイトのジェイレン・ブラウンや他の選手に渡った可能性もあり、テイタムの影響力に対する評価には賛否が分かれる。リングを獲得したことで、セルティックスの歴史に名を刻んだのは間違いないが、「彼こそが決定的な存在だったのか?」という議論は尽きない。

多彩な攻撃オプションと近代バスケ

テイタムの武器はそのスコアリング能力だ。1on1のアイソレーション、ピック&ロールからのミッドレンジジャンパー、スリーポイント、ドライブと、あらゆる形で得点できる。特にステップバックジャンパーやフェイダウェイは、リーグ屈指の決定力を誇る。

しかし、近代バスケの流れもあり、彼のプレースタイルには賛否が分かれる。特に、フィジカルコンタクトを避ける傾向があり、リングアタックよりもジャンパーに頼る場面が目立つ。このスタイルは効率的ではあるが、「ソフト」と評される要因にもなっている。

「セルティックス史上最もソフトなフランチャイズプレーヤー」論争

テイタムには「セルティックス史上最もソフトなフランチャイズプレーヤー」との批判もある。歴代のセルティックスのスーパースターたちと比較すると、フィジカルなプレーが少なく、精神的なタフさも疑問視されることがある。

過去のセルティックスのエースたちと比較

セルティックスは歴史的に、タフでフィジカルなプレースタイルを持つ選手が多い。

  • ラリー・バード: ケガを抱えながらも戦い続け、まさに「鉄人」と呼ばれた。
  • ポール・ピアース: フィジカルなドライブを武器にし、クラッチタイムでの勝負強さを発揮した。
  • ケビン・ガーネット: 精神的リーダーであり、ディフェンスと闘志でチームを鼓舞。
  • ジョン・ハブリチェック: スタミナの鬼で、オフェンス・ディフェンスともにハードワークを惜しまなかった。

こうした選手たちと比べると、テイタムのプレースタイルはより洗練されているが、タフさや泥臭さには欠ける部分がある。このため、「ソフト」と見なされることがあるのも無理はない。

近代バスケの影響

現代のNBAでは、フィジカルなプレーが制限され、ファウルの基準も変化している。これにより、スター選手が積極的にフィジカルなプレーをする必要性が減った。特に、スリーが主流となったことで、ジャンプシュート主体のプレースタイルが主流になりつつある。

テイタムが「ソフト」と言われるのも、この流れの中での産物だろう。彼はリーグのトレンドに適応し、効率的なプレーを選択している。しかし、それがセルティックスの歴史的な価値観と相反しているため、一部のファンや評論家から批判されるのだ。

テイタムは真のリーダーか?

もう一つの重要なポイントは、テイタムが真のリーダーなのかどうかという点だ。リーダーシップの面では、彼はやや消極的な印象を与えることがある。

  • ガーネットやバードのような熱血漢ではない。
  • ピアースのようなクラッチタイムでの絶対的な存在感が足りない。
  • チームメイトを鼓舞するタイプではなく、黙々とプレーするスタイル。

これが、「エースではあるが、フランチャイズプレーヤーとしてのカリスマ性が足りない」という評価につながっている。

まとめ: テイタムはセルティックスの新たな時代を象徴する選手

ジェイソン・テイタムは間違いなくセルティックスのエースであり、優勝も達成した。しかし、歴代のセルティックスのスーパースターたちと比べると、タフさやリーダーシップの面で疑問が残る部分がある。

とはいえ、彼のプレースタイルは現代バスケに最適化されており、効率的かつ洗練されたものだ。これが「ソフト」と評される原因になっているが、それはバスケットボールの進化によるものでもある。

最終的に、彼が今後どのようにキャリアを築いていくかによって、「ソフトなフランチャイズプレーヤー」という評価は変わる可能性がある。もし、今後さらなるリーダーシップを発揮し、チームを牽引する存在となれば、セルティックス史における真のレジェンドとして認められるだろう。

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