NBAポスターコラム761:NBA2年目、掴みかけた夢と、募るもどかしさの狭間で…。

NBAポスターコラム
762-渡邊雄太

762-渡邊雄太

渡邊雄太、NBA2年目の葛藤と成長

【NBAの現実】

「自分がいる場所はNBAなのだから、そう簡単に出場できたら誰も苦労しない。日々成長していくしかないです」

渡邊雄太が放ったこの言葉には、NBAで生き残る厳しさと、それでも前を向き続ける覚悟が詰まっている。日本人としてNBAに挑戦し、2年目を迎えた2019年シーズン、彼はまさにこの言葉を体現するようなシーズンを過ごすことになる。

【成長を示したサマーリーグ】

NBA1年目を終えた渡邊は、2年目の飛躍を目指し、2019年7月にサマーリーグに参加した。初年度のサマーリーグでは手探りの部分も多かったが、この年は違った。平均14.8得点をマークし、攻守両面で成長を示したプレーは、チーム関係者やメディアからも高く評価された。

「努力すれば確実に成長できることを改めて証明できたので、より一層努力に身が入ります」

この言葉からもわかるように、サマーリーグでの活躍は自信となり、NBA2年目へのモチベーションを一層高めるものだった。

【我慢の時が続いたレギュラーシーズン】

しかし、いざ開幕を迎えると現実は甘くなかった。渡邊が所属していたメンフィス・グリズリーズは、若き司令塔ジャ・モラントと、成長著しいジャレン・ジャクソンJr.を中心に、プレーオフ争いを繰り広げるチームへと変貌を遂げていた。

チームの競争力が高まったことで、ローテーション入りはさらに厳しくなった。渡邊に最初のチャンスが訪れたのは開幕9戦目。前年よりも遅いデビュー戦だった。それでもGリーグでは前年以上の活躍を見せ、NBAへの呼び戻しを待ち続けた。

「プレータイムをもらえればやれる自信はあるのでもどかしさはある」

この言葉には、出場機会を待つ中で感じた悔しさと、自分の力を証明したい強い意志が込められている。

【数字が語る苦境】

NBA2年目の成績は、彼の置かれた状況を如実に物語っている。

  • 出場試合数:18試合
  • 平均プレータイム:5.8分
  • 平均得点:2.0点

ルーキーイヤーは15.5分のプレータイムを得ていただけに、これは半減以下の数字だ。Gリーグでの活躍が報われない現実に直面しながらも、腐ることなく準備を続けた。

【2Way契約満了とFAの現実】

グリズリーズとの2年間の2Way契約を全うした渡邊は、シーズン終了後に自身初のFA(フリーエージェント)となった。これはチャンスであると同時に、どのチームからも契約を得られないリスクと隣り合わせの状況だった。

それでも渡邊は前を向き続ける。NBAで戦い続けるためには成長を止めるわけにはいかない。だからこそ、彼は2年目を「我慢の年」で終わらせるのではなく、「成長の礎」として捉えた。

【努力の先にある未来】

「努力すれば確実に成長できることを改めて証明できた」

サマーリーグでの成功と、NBAでの苦境。その両方を経験したからこそ、渡邊はより一層努力を重ねる決意を固めた。NBAの舞台は甘くない。それでも彼は諦めることなく、自分を信じ続けた。

この先に待つ未来を切り開くために、渡邊雄太は今日も汗を流し続ける。

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