楽しみなチームではあるが、優勝を狙えるチームではなかった。

2005-05シーズン、ネッツがカーターを獲得した当初、このトレードはネッツにとって大きなリスクと言われていた。

なぜならカーターはここ数年ケガを重ね、プロ入り当初の躍動感を失ったとの評価が大半だったからだ。

しかし、カーターはネッツ加入後、近年の不調が嘘のようなプレーを見せ続け、周囲の雑音を封じ込める。

復活したカーターを得たネッツは、一気にプレーオフ戦線へ殴り込むかと思われた。

しかし、1月1日にリチャード・ジェファーソンが手首の負傷で残りシーズン絶望となったことで、チームは勢いを大きく削がれてしまった。

カーターの加入でチーム力が急上昇したが、この頃のネッツはインサイドの弱さは致命的で、キッドと復活したカーター、新進気鋭のジェファーソンが健康体でも、キッドの要求するチャンピオンを狙えるチームかと言えば大きな疑問符が付いた。

それでも万能型ポイントガードとしてチームを牽引したジェイソン・キッドは得点、パス、リバウンドなどチームを勝利に導くために必要なことは何でもした。

通算トリプルダブルは107回を誇り、得点以外で試合を支配することができ、エンタメ性も備えていたジェイソン・キッドだがネッツではチャンピオンリングを獲得するには至らなかった。

追伸、トレードで移籍した先々でチームの勝ち星を大幅に増やしたことで知られる名司令塔は、PGの時代における変化についてこうコメント。

「パスを最優先し、自分のシュートを二の次にする選手はロンドの世代が最後だろう」。

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