高卒ルーキー最後の世代で全体1位指名を受けたドワイト・ハワード。

2004ドラフトを最後に年齢制限が引き上げられた。

それまでの 「18歳、もしくは高校卒業」から、「19歳、または高校卒業から1年後」へと資格が変わった。

その結果、古くはケビン・ ガーネットに始まり、レブロン・ ジェームスといったスターが通ってきた 「高卒即プロ入り」の道は途切れることになった。

リーグが高卒でのNBA入りを廃止した背景には、様々な要因があると見られている。

レブロンのようなスターを生む一方で、早すぎるステップアップで潰れた選手も確実に存在する。

このような社会的、道徳的な観点に加え有望選手をNBAに青田買いされるカレッジ界の反発などが挙げられる。

だが、年齢制限引き上げの要因として “高卒でプロ入りしてもすぐにはNBAで活躍できない”という理由だけは当てはまらない。

レブロンを筆頭にレブロンほどではないが、高卒選手が一流選手への階段を登るケースもある。

そのうちの一人がドワイト・ハワードだった。

ルーキーシーズンは開幕戦から9試合連続二桁リバウンドと、鮮烈なプロデビューを飾ったが、歴代でも新人としてはシャキール・ オニール(当時マジック)の12試合連続に次ぐ好記録だった。

最終的には82試合出場で平均12.0得点、10.0リバウンドと、見事な成績を残した。

リーグ8位の平均リバウンド数、10位のFG成功率(52%)、12位のダブル・ダブル達成回数(32)に加え、高卒選手では史上初となるレギュラーシーズン全試合先発出場を達成している。

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