減速力が注目されてきた現代では、ローズの全盛期の切れ味を持つ者は現れないかもしれない。

デリック・ローズは圧倒的なスピードと驚異的なテクニックを組み合わせたクロスオーバーで、NBAにおいて独自の存在感を示してた。

数々の試合でファンや専門家を魅了し、史上最年少でMVPに輝いたローズのクロスオーバーは、キャリアを形成するうえで特筆する要素の一つとなっていた。

スピードと敏捷性の融合: デリック・ローズのクロスオーバーの最大の魅力は、信じられないほどのスピードと敏捷性の絶妙な融合にある。ローズのドリブルは非常に低く、強力で、クロスオーバーの瞬間に相手ディフェンスを逆に飛ばせることもあった。その切れ味はマッチアップした相手を転倒させるシーンをみれば一目瞭然だ。

ボディバランスとボディコントロール: デリック・ローズは、優れたボディバランスとボディコントロールによって、クロスオーバーの最中にも非常に安定したハンドリングを誇った。 高速で走りながらもクロスオーバーの動作を完璧にこなし相手を手玉にとった。ローズのクロスオーバーはディフェンスが一瞬でも後手を踏むと、挽回するのは非常に難しい。

変化に富んだクロスオーバームーブ: デリック・ローズのクロスオーバーは、マッチアップのディフェンスを抜き去った後、スピンムーブやシュートフェイクを組み合わせたり、クロスオーバー直後にステップバックジャンプし、ショットを放ったりするなど、多彩なオプションを持っていた。もちろんヘルプディフェンスでフリーになった味方にパスを供給することでイージーバスケットを獲得していた。

追伸、減速力が注目されてきた現代では、ローズの全盛期の切れ味を持つ者は現れないかもしれない。

電光石火のスピードや、アクロバティックなクラッチシュートがフォーカスされがちだが、ジャンプ力も1m以上と規格外だった。

スピードに乗ったドリブルから、相手ビッグマンを弾き飛ばすパワフルなダンクを叩き込むこともできた。

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