318-カワイ・レナード
4回弾かれた末、スルリとリングに吸い込まれた瞬間、寡黙な男は感情を爆発させた。
レギュラーシーズンで連戦になる場合は欠場するなど、チームとしても個人としても体調に最大限の注意を払って臨んだプレーオフだった。
その結果は功を奏し、カワイ・レナードはプレーオフの舞台で活躍し、勝負所で力を発揮する。
プレーオフを通じて歴代3位(当時)となる732点を叩きだす非凡なパフォーマンスをみせた。
そして2019年のNBAファイナルでも驚異的なプレーを披露。
オフェンスとディフェンスの両面で優れた能力を持つレナードはオフェンスではコンスタントに得点を稼ぎ、ディフェンス面ではリーグ最高のディフェンダーとして知られている。
バスケットボールIQは非常に高く、ゲームの流れや相手の弱点を見抜き、効率的なプレーを展開。 ショットの選択やプレーのタイミングにおいて常に慎重であり、高い得点効率を維持した。
スパーズでの優勝経験を携え、ラプターズではリーダーシップを発揮。
多くを語るタイプではないことで知られていますが、プレースタイルと行動でチームメートに良い影響を与え、彼らの能力を引き出すことに成功する。
ファイナルMVPに選ばれたレナードは、チームを牽引し、初のNBAチャンピオンをトロント・ラプターズにもたらした。
一方、このシリーズでケガに泣かされたのはウォリアーズの方だった。
追伸、この時の優勝、そしてスパーズ時代の優勝は、マイアミ・ヒートやゴールデンステート・ウォリアーズのスリーピートを阻む結果となった。
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