73勝9敗と歴代最多勝利記録を更新したチームを牽引し、2年連続のMVPを獲得したステフィン・カリー。

歴代最強チームとの呼び声も高い96年のブルズが打ち立てたシーズン72勝をウォリアーズが20年ぶりに塗り替えた。

ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンのビッグ3を軸に2連覇を目指す彼らは、さらに破壊力を増したオフェンスを武器にスティーブ・カーHC不在ながら開幕24連勝と史上最高のロケットスタートを切る。

そのまま破竹の勢いで勝ち続け、オールスター時点で48勝4敗。

最後まで勢いは衰えず73勝9敗と歴代最多勝利記録を樹立した。

ブルズの選手として72勝10敗を経験していたカーHCは「記録が更新されるなんて絶対にありえないと考えていた」という。

「しかし、私が間違っていた」と訂正した上で、「20年前と同じことを言うが、この記録が破られることはない。

シーズン74勝8敗を達成できるチームなんてないよ」と改めて語った。

もう1つ、チームの大黒柱であるカリーもアンタッチャブルレコードを樹立した。

シーズン3ポイント成功数402本。前年に自ら記録を作った286本を100本以上も上回り、前人未到の快挙を達成したのだ。

もちろん2年連続のMVP受賞も文句なしだった。

追伸、大記録を樹立したカリーとウォリアーズだったが、最も大事な優勝には手が届かなかった。

72勝の当事者であるマイケル・ジョーダンはウォリアーズオーナーのジョー・レイコブに対し、「73勝しても優勝できないなんて、何の意味もない」と言い放ったという。

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