2000-01シーズン、主役を食った“不屈の点取り屋”アレン・アイバーソン。

2000-01シーズンの主役は、アレン・アイバーソンだった。 シーズンMVPや得点王に輝き、オールスターでも大活躍、チームもNBAファイナルに進出。 最後はレイカーズに敗れ、頂点には届かなかったが、この年の主役は間違いなく、世界中を熱狂させた「不屈の点取り屋」だった。
ファイナルでレイカーズ に立ち向かった小さな男は、主役を食うほどの輝きを放っていた。
シーズンMVPに輝いた183㎝のスーパースターは、身体中に傷を負いながら、満身創痍の状態で最後まで戦い続けた。その姿は、まるで巨大なゴリアテに1人で立ち向かう、ダビデのようだった。1996年のNBA入り当初から注目されていたアイバーソンが、さらに 一皮剥けたことを印象づけたのが、キャリア5年目となるこのシーズンだ。 平均33.1点、2.51スティールはともにリーグトップ。チームも名将ラリー・ブラウンHCの下、シーズン途中にトレード加入したディケンベ・ムトンボが守護神として君臨したこともあり、イースト1位の56勝を記録した。
その原動力となったアイバーソンは、 自身初のMVPを獲得。さらにシクサーズからはアーロン・マッキーが最優秀シックスマン賞、ブラウンHCが最優秀コーチ賞、ムトンボはオールNBA2ndチーム&オールディフェンシブ1stチームに選出されている。
01-01ファイナルでレイカーズに敗北したが、シャックやコビーよりもNBAファンの心を刺激したのは間違いない。

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