2年連続でNBAのMVPに輝き、さらに伸びしろも残した状態でFAになった。かつてこの若さでこれほどの実績を持ったFAは存在しなかった。
レブロン率いるキャブスは過去2年間で、NBA最多の127勝を挙げ、その両方をプレーオフ第1シードの座を得た。ところがプレーオフでは2シーズン連続で大逆転の憂き目に合う。キャブスはFAのレブロンのチームに対する心情を憂慮し、マイク・ブラウンHCとダニー・フェリーGM両名の解雇を断行した。
優勝という最終目標に到達できなかった以上、レブロンを残留させるにはチームとしてそうするしかなかった。
そして多くのアンチを生んだ
『キング』レブロンの移籍劇
ドゥエイン・ウェイド、クリス・ボ ッシュ、ダーク・ノビツキー、アマレ・ スタウダマイアー、カルロス・ブーザ ー、ジョー・ジョンソン、アレン・アイバーソン、トレイシー・マグレディ、シャキール・オニール、ポール・ ピアース、レイ・アレン・・・・・・。2010年オフのFAリストには、数多くのスーパースターたちが名を連ねていた。 史上最も豪華な顔触れが揃ったこの移籍マーケットにおいて、最大のトピ ックとなったのが 『The Decision』 である。プロ入りから地元キャブズでプレーし、初めて完全FAとなったレ ブロン・ジェームズが、7月8日に「ESPN」で放送される同番組で移籍を発表することとなっていた。
最大1310万人がテレビを見つめるなか、レブロンが下した決断はキャ ブズ残留ではなく、親友のウェイドがいるヒート移籍だった。さらにオールスター選出者で、同じ10年ドラフト組のクリス・ボッシュもラプターズからヒートに加入。こうして、マイアミの地に超豪華ビッグ3が誕生したのだった。
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