リーグ78年の歴史で初めて導入されたカップ戦『インシーズン・トーナメント』初代王者のロサンゼルス・レイカーズ。
短期決戦の勝ち方を知るレブロンとデイビスのレイカーズ黄金コンビが、ファイナルで若さ溢れるペイサーズを退けた。
「 記録は破られるものだけど、俺たちは初代王者になった。これは誰にも塗り替えられない」。
そう高らかに語ったのは大会MVPに輝いたレブロン・ジェームス。
予選の4試合で平均25.0点、FG成功率60.0%、3P成功率58.3%と圧巻の成績を残すと、決勝トーナメントの3試合でも抜群の存在感を発揮。レイカーズを無敗のまま頂点へと導き、栄光のキャリアに新たな タイトルを加えた。また「シーズン序盤戦のNBAは面白くないという意見もあるみたいだから、この素晴らしい競技のために人々を魅了するのが自分の義務であり、責任だと感じていた」と、リーグの顔たる発言もしている。
また、決勝戦でひときわ輝きを放ったのがアンソニー・デイビスだ。
終盤になるにつれてギアを上げた30歳は、この試合の第3Qだけで14得点を叩き出すなど終わってみれば41得点、20リバウンド、4ブロックの大暴れ。
マイルズ・ターナーら相手ビッグマンを次々とファウル・トラブルに陥れた。
また「インシーズン・トーナメント」でインディアナ・ペイサーズを準優勝に導いたタイリーク ・ハリバートン。
準決勝のバックス戦、ペイサーズの5点リードで迎えた残り49秒、ハリバートンが決勝の3ポイントを突き刺して決着。直後に23歳のエースはリラードのお株を奪う「腕時計パフォーマンス」で自分の時間だとアピール。「僕らは正しい方法でプレーしている世界に衝撃を与えているんだ」と喜びを爆発させた。
大舞台でのプレーを渇望していたハリバートンは、決勝戦も相手の執拗な守備に苦戦を強いられながらダブル・ダブルの活躍を披露。
惜しくも優勝には手が届かなかったが、未来を感じさせるパフォーマンスを大会を通じて披露し、オール・トーナメントチームに選出された。
追伸、インシーズン・トーナメント第1回大会の「ベスト5」が次の5人。
優勝したレイカーズからはMVPのレブロンとADが選出。ADは決勝での“40-20”を含め、リバウンドで3位、ブロックも平均2.9本で4位と抜群の存在感を放った。ペイサーズを準優勝に導いたハリバートンはアシストで1位。デイビスと並び、全試合でダブル・ダブルと、こちらも文句なしの活躍だった。アデトクンボはFG%が64.6%と大暴れ。ここまでの4人が満票で(20票)で選ばれ、最後にKDが7票獲得でメンバー入り。
準々決勝で敗れたものの未だ、衰え知らずの実力を示した。
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