その万能性ゆえにヘッドコーチがつけたワン・スルー・ファイブ(1番から5番まで)というニックネームももつレブロン・ジェームス。

2012‐13シーズン、「プレミアム4」を結成した西の名門と大きく異なったのは、開幕前の期待通りに勝ち続けた点だ。

とりわけ後半戦の成績は驚異的で2月3日以降は39試合でわずか2敗。

3月は17勝1敗で駆け抜け、史上最多タイの月間勝利数を記録。

さらに歴代2位の1シーズン27連勝を達成した。

その原動力となったのはやはり“キング”レブロン。平均26.8点、8.0リバウンド、7.3アシストをマークし、自身4度目かつ2年連続のシーズンMVPを受賞した。

プレーヤーとして円熟期を迎えたマイアミ・ヒート時代。

改めて逸脱した才能だとわかる体格とスキルセット。

また、この頃はウェイドというスラッシャーとの共存方法を会得した。

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