センターとして 2002年のシャキール・オニール以来のファイナルMVPに輝いた。初戦から トリプルダブル、第2戦で41得点、第3戦では32得点21リバウンド、10アシストとファイナル史上初の「30-20-10」でのトリプルダブルを達成。 優勝後は真っ先にヒートの選手の元に訪れて、挨拶を交わす紳士ぶりを見せつけた。
プレーオフ全体で16勝4敗という圧倒的な強さを誇ったナゲッツの大黒柱としてヨキッチは20試合で600得点、269リバウンド、190アシストをマーク。このカテゴリーの全てでリーグ1位というNBAのプレーオフ史上初の選手になるとともに、ファイナルでの5試合でも平均30.2点、14.0リバウンド、7.2アシストというとてつもない数字を残した。
2014年のドラフト2巡目全体41位という低評価でナゲッツに入団したヨキッチだったが、その後は瞬く間にスター 街道を駆け抜けていった。 211cm、129kgという堂々とした体躯のビッグマンだが、ポイントガードのようにボール運びも担当する“万能プレイヤー”。卓越した視野の広さを誇るいわゆる「ポイント センター」として早い段階から得点力、パス能力の両面に比類ない才能を発揮してきた。
211cmのサイズで巧みにボールを操り、高確率でシュートを決め何本ものリバウンドを奪い 正確なパスを出す。そんな異能のスタイルでついに頂点を極めたニコラ・ヨキッチ。
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