アレン・アイバーソンは1996年のNBAドラフトで全体1位指名を受け、フィラデルフィア・76ers(シクサーズ)でNBAキャリアをスタートさせた。
その小柄な体格と俊敏な動き、驚異的なスピードで知られ、得点力が魅力のスモールガード(ポイントガードやシューティングガード)だった。
そんなスーパールーキー、アレン・アイバーソンはマイケル・ジョーダンと初対決なるおよそ3ヶ月前、「コート上では誰にも敬意を払うつもりはない」との発言が「ジョーダンは尊敬に値しない」と曲解されたことで、各方面から非難の嵐を受けていた。
そんな中で迎えたブルズとの一戦、常人なら神との接触を避けるところで、恐れ知らずのルーキーは正々堂々と戦いを挑んだ。
1on1に持ち込むと、素早いクロスオーバーで左右に揺さぶり、最後はスティールに飛び込んできたジョーダンをかわしてシュート。
神を翻弄し、放物線を描いたボールがリングに吸い込まれた瞬間、二人の真剣勝負に釘付けになっていたファンのボルテージは最高潮に達した。
アイバーソンはバスケットボール界で一つのアイコンとなり、多くの若い選手に影響を与えた。
コメント