3年目のNBA挑戦をクリッパーズで挑戦した田臥勇太。

昔の雑誌を見てこんな記事を見つけた、、、。

「ショーン(リビングストン)がケガをしている分、ずっとサードチームでポイントガード(PG)としてプレーしている。過去2年に比べると自分のプレーができているし、自信を持ってやれている部分もあれば、はっきりと課題が見えた部分もある」。

キャンプでは、マイク・ダンリービーHCのシステムを吸収してきた。

フォーメーションを覚え、コーチの細かい指示の下、セットオフェンスの練習を繰り返す。

5対5、大ベテランのサム・カセールや新人のダニエル・ユーイングとマッチアップし、ボールをゆっくりと運びながらチームメイトに大声で指示を出す。

「フォーメーションは全部頭に入っているので特に問題はないですけどね。みんなが僕のコールを待っているし、その声ひとつでオフェンスのパターンが決まる。的確に状況を判断して、大きな声でコールしないといけない」。

リビングストンが出遅れた上に、キャンプ目前に採用された中堅PGのフランク・ウィリアムスも偏頭痛で早々に解雇された。

おかげでプレータイムはたっぷりあり、カセールやユーイングと腕試しができたのである。

ダンリービーHCは「ユータはいい仕事をしてくれている。堅実だし、いろんな面でチームのプラスになっている」と評価する。

もっとも「堅実」というのはうまい言葉で、その程度の評価では開幕ロースターに残れないことは田臥本人もわかっている。

首脳陣に強烈に印象付けるプレーができなければならない。

例えば、セットオフェンスが抑えられても一流のNBAのPGなら瞬時に、自分でプレーをクリエイトする。

セットオフェンスが駄目でも、スティーブ・ナッシュなら自分でプレーをクリエイトしチームを引っ張れる。

「走れる選手もかなりいますし、自分が速い展開に持っていけばそういうプレーになる。午前中は走る練習も多かったし、基本はまず走って、無理ならセットオフェンスですから。特にコーチはコーリー・マゲッティ(昨季のチ ーム得点王)が前にいたらパスを出せという指示でした。そういった面では自分のスタイルも出せている感じがあるんです」。

ボールをプッシュして速い展開を作る。

これに関して言えば、田臥はNBAの先発クラスにもひけをとらない技術を身に付けている。

守備でもオールコートのプレッシャーディフェンスなら、持ち前のクイックネスとエネルギ ―で当たれる。

相手にとっては嫌な存在だ。

課題はハーフコートでの攻守両面。

だが、それについても「石の上にも3年」、着々と進化を遂げているのである。

3年目、バスケット選手としてどういう点で成長したと感じるか?

そう問うと田臥は「やっていて、身長のハンディ、サイズの差はあまり感じなくなってきた。慣れていくのが早い。それとカットインしてパスをさばいたり、 空いたところでシュートを打つことがうまくできるようになっている。単純なことですけど、そういうのが自信になっている」と話した。

追伸、今思えばこの身長で、異国の地でとんでもない挑戦をしてたものだと感じる。

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