強烈な個性を持つスコアリングマシンは、自身のプレースタイルも確立されており、共存できた人は誰一人として存在しなかった。

キャリア初期に共闘したジェリー・スタックハウスは練習中に殴り合ったと報じられ、キース・ヴァン・ホーンやグレン・ロビンソンとのデュオも短命に終わった。

ネームバリューでは、シクサーズ時代の最大の相棒はウェバーだ。

だが屈指の万能ビックマンとのコンビは大きな期待を抱かせたが、ボールを長時間キープするアイバーソンのスタイルにウェバーが馴染めず不発に終わっている。

ナゲッツに行っても変わらずボールを要求した。

カーメロとの超攻撃的デュオに世間は沸いたが、ここでもプレースタイルを変化させたのは、むしろカーメロの方だった。

だが、マークマンとの身長差が10センチ以上を取るのがあたりまえの中、アイバーソンのように毎試合20本も30本もフィールドゴールを狙うのは至難の技だ。

クイックネスやボールハンドリング、スクリーンを利用したショットを一つ一つに重みがあり、バリエーションの多さに驚かされる。

また、身体もハートもタフなので10本くらい連続で外しても萎縮することがなかった。

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