ペース&スペースの走りとなったマイアミ・ヒートにおいて、レブロン・ジェームズの存在は計り知れない。

ペース&スペースの走りとなったマイアミ・ヒートにおいて、この男の存在は計り知れない。

ヒートは他のチームと異なり、ポイントガードがボールを運んでゲームを組み立てる伝統的なスタイルに頼らない。
彼らの攻撃の起点は“ポイント・フォワード”のレブロン・ジェームズが勤める。
ポイントガードの全般的な仕事はレブロンに任されるが、あまりにも強靭な心体能力の持ち主であるため、敵はより大柄で、大変な脚力と身体的な強さ、サイズのそろったプレイヤーを対峙させなければならない。
でもそんなプレーヤーは存在しない。
レブロンのディフェンスの役目を果たすには、どうしてもミスマッチとなってしまう。
実際、ペリメーターと呼ばれる外角のゾーンを不慣れなプレーヤーがマッチアップせざるを得なくなる。
そしてレブロンに、この最初の敵が突破されてゴールに近づかれたら、当然他のDFがカバーに向かわなければならなくなる。
そうでなければレブロンが空高く舞い上がり、スラムダンクを叩き込む。
そのハイライトシーンを何度観たことか。

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