2013NBAオールスターMVPクリス・ポールの卓越したハンドリング技術は、歴代最高の一人として、「CP3」の評価を支える重要な要素だ①。

クリス・ポールのハンドリング技術は、ボールコントロール、スピード、リズム、そしてクリエイティビティと、完璧なバランスから成り立っている。

ボールコントロールは驚異的で、常にボールを自分の身体の一部として扱うことができる。

どんな状況でもボールを失うことなく、正確にコントロールする能力を持っている。

ドリブルする際、手首と指先を巧みに使ってボールの動きを制御する。

これにより、ポールは高速かつ正確なドリブルが可能となり、ディフェンダーに対して優位に立つことができた。

常に低い重心を保ちながらでもドリブルでき、ディフェンダーの手からボールを守る。

またポールはスピードとリズムの変化を巧みに利用する。

ドリブルは一定かつ単調ではなく、常に変化を持たせることで、ディフェンダーを混乱させる。

チェンジ・オブ・ペースを用いて、ディフェンダーを不意に動かし、自分の攻撃のリズムを作り出す。

急加速からの急減速、あるいはその逆を用いることで、ディフェンダーは対応しづらい。

ステップバックとサイドステップ、これらの動きもリズムの変化に含まれる。

ステップバックを使ってスペースを作り、シュートやパスのための余裕を作り出す。

また、サイドステップを活用してディフェンダーをかわし、より有利なポジションを取ることができる。

そしてポールのハンドリングには高いクリエイティビティが見られる。

シンプルな動きから複雑なフェイントまで、多彩な技術を駆使してディフェンダーを翻弄する。

ポールのクロスオーバーは非常に鋭く、素早い。

これにより、ディフェンダーの重心を崩し、一瞬で自分の行きたい方向に進むことができる。

ポールのインサイドアウトの動きは、ディフェンダーを内側に引き寄せてから外側に抜ける技術。

巧みなボール操作により、ディフェンダーは一瞬で横に並ばれる。

複数のドリブル技術を連続して使用し、ディフェンダーを惑わせる。

例えば、クロスオーバーからインサイドアウト、さらにスピンムーブを組み合わせることで、ディフェンダーに対応させる暇を与えない。

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