“The Air”の名を世界に轟かしたスラムダンク・コンテストではレーン・アップをはじめとする3次元の妙技を次々に披露し、87、88年と連覇を達成した。

87-88シーズンのオールスターのスラムダンク・コンテストでは大接戦の末にドミニク・ウィルキンスを破り、2年連続のタイトルを獲得。

本番の試合でも40得点の大活躍でMVPを受賞した。

そしてシーズン終了後には平均35.0点で再び得点王になり、初のMVPを獲得、またスティール王、ディフェンシブプレイヤー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、個人がもらえる最高の賞を独り占めしたのである。

チームも50勝32敗の成績を残し、キャブスとの接戦に勝って一回戦を突破。

カンファレンス準決勝への進出は7年ぶりのことだった。

シリーズの第5戦ではピッペンが24点と活躍。

“チーム・ジョーダン”と揶揄されたエース依存体質からの脱却を垣間見せた、ジョーダン4年目となる87-88シーズンだった。

追伸、“Never say never. Because limits, like fears, are often just an illusion.”

「絶対無理だ、などと言ってはならない。なぜなら、恐れと同じく、限界はただの錯覚であることが多いからである」と、マイケル・ジョーダン。

その輝かしい活躍は、シカゴ・ブルズ入団後すぐに始まる。

しかしチームの調子とは連動せず、スタンドプレーとして非難されることも少なくなかった。

ある試合では10点ほど負けている状況から一人で25点余りを奪って逆転勝ちするが、試合後、当時アシスタントコーチだったらテックス・ウィンターからTEAMという言葉に”I”はないとチクリと一言。

これに対してジョーダンが返したのがWINには”I”があるという言葉だった。

「どんなに美しい形でプレーしたところで勝たなければ意味がない」と、、、。

これは2009年バスケットボール殿堂入り式典でのスピーチでジョーダン自身が披露したエピソード。

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