観る者を惹きつける資質を持ち、誰もがD-ローズに夢中だった。
だが、史上最年少MVPに輝いた次のシーズン、ローズは「最も怪我に呪われた選手」と言っても過言ではなかった。
開幕戦で決勝シュートを決めたのも束の間、左足親指付け根の捻挫、背中の痛み、鼠径部など次々と故障に見舞われた。
復帰しては欠場の繰り返しで本来のペースを掴めなかった。
極めつけはプレーオフ初戦左膝前十字靭帯を断裂し、その後の試合のみならず、次のシーズンの前半戦も棒に振る。
その後も怪我はつきまとい、各チームを転々とするという悪夢に見舞われた。
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