NBA史上、歴代最強のオフェンシブプレーヤーはケビン・デュラントだと思う。

センター並みのサイズと腕の長さ、一流シューター顔負けのシュート力を兼備し、コートのどこからでも得点を奪う。

ボールハンドリングにも長け、素早いクロスオーバーで相手を振り切りシュートチャンスを作り出す。

ポストアップも得意で、そこから放たれる打点の高いフェイドアウェイやターンアラウンドを止めるのは至難の技だ。

サンダー時代に4度の得点王に輝き、スーパーチームやアメリカ代表でも常に立ち位置はスコアラー。

アイソレーションの得点では毎年リーグ上位に入っているように、求められればいつでもハイスコアを残すことができる。

センター級のサイズに切れ味鋭いドライブ、そこから繰り出されるプルアップジャンパーを高精度で放り込まれたら相手はお手上げだ。

そして稀代のスコアラーにとって3ポイントも、数ある武器の一つでしか過ぎない。

シーズン最多はサンダー時代の192本。

さらには勝負どころで威力を増す必殺のプルアップ・スリー。

ウォリアーズ時代の17、18年ファイナルではいずれも第3戦に勝利を決定づける3ポイントを突き刺し、ファイナルMVPに輝いている。

追伸、完全に主観だが、死闘となった2021年イースタンカンファレンスセミファイナルのバックス対ネッツで1人余裕を持ってプレーしていたように見えた。

もちろん疲労は隠しきれないが、広いシュートエリアと多彩な攻撃パターンで、まさにアンストッパブルな存在だった。

ハーデンのトレード、バイアウトでの選手の加入などで、バックス贔屓の視聴となったが、このシリーズで1番印象に残ったのはデュラントだった。

追伸の追伸、第4クォーターの最後のシュートに3Pラインを踏んでたことに関しては「僕の足が大きすぎた。」とコメント。

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