「俺は自分より速い人間を知らない」byアレン・アイバーソン

アレン・アイバーソンのクロスオーバー:ディフェンダーを翻弄する技術

NBA随一のクロスオーバー使い
アレン・アイバーソンはNBA史上屈指のクロスオーバー使いとして知られている。そのボールキープ力はズバ抜けているが、彼のクロスオーバーで最も重要な要素はスピードだ。ディフェンスはアイバーソンのスピードを恐れて距離を取ってマークせざるをえない。これにより、アイバーソンは難なくフロントチェンジができる環境を作り出す。

チェンジ・オブ・ペースの巧妙さ
アイバーソンのもう一つの強みは、チェンジ・オブ・ペースの巧妙さだ。スピードを一時的に緩めてディフェンスを油断させた瞬間、一気にトップギアに切り替えることで、ディフェンダーを置き去りにする。この緩急のつけ方が彼のクロスオーバーの威力をさらに高めている。

バリエーション豊富なクロスオーバー
アイバーソンのクロスオーバーには多くのバリエーションがある。連続して仕掛けるダブルクロスオーバー、左右前後に揺さぶるプルバッククロスオーバー、レッグスルー、ビハインド・ザ・バックなど、どれも一撃必殺の武器として相手に脅威を与える。これらのバリエーションにより、アイバーソンはディフェンスの意識を常に揺さぶり続けることができる。

コンボ技:クロスオーバーからのステップバック
クロスオーバーでディフェンダーを揺さぶった後、ステップバックで相手との間に空間を生み出し、すかさずジャンパーを沈める。このコンボ技は、ディフェンスが密着してくる局面でアイバーソンが多用するもので、彼の得意技の一つだ。

アイバーソン自身の言葉
「特にクロスオーバードリブルは僕が一番得意とするプレーのひとつ。ボディバランスとクイックネスに連動してドリブルできるようにいつも心がけている。それに僕はリーチが長いから、横へのドリブル・フェイクはNBAの中でも誰よりも凄いと思うよ」とアイバーソンは語っている。一方で、「ただしNBAでプレーするガードの選手はドリブルが上手くて当然。みんなそれなりのスキルを持っている」とも述べており、他の選手たちのスキルにも敬意を払っている。

まとめ
アレン・アイバーソンのクロスオーバーは、スピード、チェンジ・オブ・ペース、そして多彩なバリエーションが組み合わさった一撃必殺の武器だ。彼の技術と知識は、多くのファンや選手にとってのインスピレーションであり、NBA史に残る伝説的なプレーとなっている。

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