ルーキー時代からすでにベテラン選手のようなクレバーなプレーをしていた。
ドラフト1位指名でスパーズに入団して迎えたトレーニングキャンプ初日、当時リーグのトッププレーヤーの一人だったデビッド・ロビンソンを攻守で圧倒。
その実力はフロックではなく、開幕後も新人離れした活躍を魅せつけ、対戦したバークレーをして「リーグの未来を見た」と言わしめた。
そしてコーチ推薦でオールスターにも選出。
そのオールスター以降は平均25.2点、12.4リバウンド、2.68ブロックとさらに数字を伸ばし、前年に20勝に終わったチームを56勝26敗の好成績に導く原動力に。
この男を最後にキャリア1年目からオールNBAチーム、そしてオールディフェンシブチームに選出されたルーキーは現れていない。
チームのスタイルもあるだろうが、絶対に無理をせず、スコアリングでの確実性を追求していた。
今振り返ると、あのバンクショットは芸術だったな。
追伸、リーグ最低勝率チームの可能性。
解体したわけではなく、怪我などによる不運が重なっている状況。
そこにドラフトの上位指名権が何よりの幸運になる可能性がある。
スパーズ王朝のきっかけは何かと聞かれたら、前年のデビッド・ロビンソンの離脱。
それで得たドラフト1位指名権で獲得したのがティム・ダンカンだ。
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