コービーにとってこの試合は、勝てばマジック・ジョンソンの持つ優勝5度のチーム記録に並び、負ければ「セルティックスに勝てない男」のレッテルを貼られる瀬戸際の戦いだった。
また、この頃はレブロンの勢いが凄まじく、リーグ最高選手を巡る争いでも、「最も大事な時期に真価を発揮するコービーがやはり上なのではないか」と、このファイナル後にアドバンテージを取り戻した感すらあった。
追伸、MVP受賞後の会見で、自身5度目の王座の意味を聞かれた際、「これでシャックより一度多いな。僕は全て覚えているからね。」とコメント。
スタッツや優勝回数など、比べる要素はいくらでもあるけど、私にとってコービー・ブライアントがNo.1。
ーこれまですでに多くの成し遂げてきたコービー・ブライアントにとってキャリア最高のハイライトをひとつ選ぶなら?ー
「ワォ。それは難しい質問だけど、、、。ひとつと言うなら原点に戻ってドラフトされた瞬間かな。あれが全ての始まりだった。俺のキャリアは旅のようなもので、その始まりがとても重要なハイライトだと言っていい。これまでにファイナルで5度勝つことができて、その中からひとつだけをベストとして選ぶのが少し難しくなってしまった。一方でドラフトは今でも忘れない最高のピュアモーメントだってことだよ」。byコービー・ブライアント
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