全盛期はダブルチーム、時にはトリプルチームをも跳ね除けるほど圧倒的な破壊力を誇った。
支配力でこの男の右に出るものはいない。
類まれなサイズと比類なきパワーに加え、7フッター離れした運動能力を武器にインサイドを制圧。
クイックネスを駆使してショートフックやワンハンド気味のターンアラウンドも打てる。
だがペイント内では圧倒的な支配力誇るシャックだが、キャリアを通してフリースローが苦手なままだった。
プレーオフでの通算成功率は50.4%。
そのためシャックに対してわざとファールをする「ハック・ア・シャック」戦法が当たり前のように使われていて、勝敗を賭けた大事な場面でボールを預けられる選手ではなかった。
むしろベンチに下げざるを得ないこともあったほどだ。
シャックはコービー・ブライアントと共に00年からレイカーズで3連覇を果たしているが、コービーがいなければ優勝することは難しかっただろう。
それでも『3ピート』を成し遂げたレイカーズの牽引車がシャックだったことは、史上2人目の3年連続ファイナルMVPに輝いた実績が証明している。
「ドミネイター」という言葉がシャックほど似合う選手はいない。
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