1993年にマイケル・ジョーダンが引退し、人気の低下が予想されるなかアンファニー・“ペニー”・ハーダウェイがデビュー。
ペニーは1巡目3位でゴールデンステイト・ウォリアーズから指名され、そしてドラフト会議の最中に、クリス・ウェバーとの交換でオーランド・マジックでデビューすることになる。
ウェバーに新人王は持っていかれたが、平均16.0得点、5.4リバウンド、6.6アシスト、2.3スティールと活躍し、マジックを球団史上初のプレーオフ進出に導く活躍を披露。
翌年の1994ー95年のシーズン、マジックはイースタンカンファレンストップの57勝を記録。
平均20.9得点、4.4リバウンド、7.2アシストを記録したペニーは2年目にしてNBAオール・ファースト・チームに選出され、スターの仲間入りを果たした。
プレーオフではセルティックス、ブルズを破り、カンファレンス・ファイナルに進出を果たす。
そしてペイサーズとの対決となったカンファレンスファイナルでもファウル・トラブルに苦しむシャックの穴を埋める大車輪の活躍を見せた。
シリーズはゲーム7までもつれ込むが最終戦をマジックが快勝し、2年目にしてチームをNBAファイナルに導く。
アキーム・オラジュワン、クライド・ドレクスラーとベテランが揃うロケッツとのファイナルでは、マジックが若さを露呈しスイープで敗退。
それでもペニーはシリーズを通して平均25.5得点、4.8リバウンド、8アシストと、一人活躍を見せた。
そしてその華のあるプレーは、デトロイト・ピストンズのグラント・ヒルと並び、「ネクスト・マイケル・ジョーダン」と呼ばれ、世界的な人気を獲得していった。
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