まだ23歳ながら3度目の優勝を経験したコービー・ブライアント。

このシーズンのレイカーズは16勝1敗と最高のスタートを切ったが、当時リーグ1、“価値のある男”であるシャックの“気の緩み”が散見された。

心配ごとの一つでもあるケガもあり、オフに手術した左足小指のつま先に加え、右足親指のつま先に痛みを抱えて12月と2月に故障者リスト入りし、67試合しか出場できなかった。

そんなレイカーズがなんとかリーグ3位の成績を保持できたのは、何と言ってもコービーの活躍が大きかった。

得点はリーグ6位の25.2点とプロに入って初めて減少したが、アシストは自己最高の5.5を記録。

自己最高の80試合に先発出場と初のオールNBAファーストチーム受賞と充実したシーズンを送った。

コービーの成長はプレーオフに入って苦戦したレイカーズにとっては大きいものだった。

NBAファイナルのシャックの圧倒的なパフォーマンスとスタッツに目を奪われがちだが、西高東低が顕著だったこの時代の強豪ひしめくウエスタンを勝ち抜くのは簡単ではなかった。

この男がいなければ、3ピートを達成できたかは分からない。

「 3連覇を達成したけど、まだ過去の偉大なチームと自分たちを比較することはできないよ。

周りの人はそういう話を飽きるまで楽しむかもしれないけど、僕たちはまだまだ長い道のりがあるんだ。

これからも健康でいられれば、みんなが現役を終える時に、うちのチームはそういう歴史に残る1チームとして認知されるんじゃないかな。

これで3回目の優勝だけど、どれも特別な思い入れがある。

最初は小説みたいなもので、どんなに時間が経っても 一番いいもの。

2番目はいろんな逆境を跳ね返したシーズンの末に掴んだものだった。

そして今回は自分たちが偉大なチームへ踏み出す第一歩だという意味で価値あるものだ。

特にカンファレンス決勝のキングス戦で2勝3敗と追い詰められて逆境を跳ね返したことが、今回の優勝をより特別なものにしているね」。

追伸、24番時代もいいが、ファンになったきっかけは8番時代のコービー・ブライアント。

身体能力もあったし、ドライブも鋭かった。

そんな2000年代のスーパープレーを最近よく見ている。

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