82試合にフル出場してチームを牽引したコービーはキャリア初にして唯一のシーズンMVPに輝いた。

トレード要求を撤回して迎えた07-08シーズン、3連覇時代の戦友デレク・フィッシャーの復帰、バイナムの成長なども伴ってレイカーズは開幕から好発進。

コービーの得点力が際立っていたとはいえ、1月には一時ウエストの首位に立つなど好調を保っていた。

さらに2月には願ってもない朗報が届く。

構想外だった複数の選手とドラフト一巡目指名権2本を差し出し、グリズリーズからパウ・ガソルの獲得に成功したのだ。

強奪とも呼ばれたトレードではあったが、高さと器用さを兼備したスペイン出身のビッグマンは優勝争いへの参戦を目論んでいたレイカーズとコービーにとってまさに念願のラストピースだった。

コービーが大喜びしたのは言うまでもなく、加入決定後、チーム合流に向けてホテルに滞在していたガソルの元へ。

深夜にもかかわらず会いに行き、話をしたほどだった。

ガソルの加入で勢いの増したレイカーズはウエスト首位の57勝25敗をマークした。

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