「ソフトなヤツや、譲歩するようなヤツの居場所はここにない」byケビン・ガーネット

神から与えられたズバ抜けたサイズと身体能力、そして生まれ持った激烈な性格とほとばしる情熱、飽くなき勝利へのこだわり、それが見事に融合した結果、パワーフォワードの概念を変え、歴代屈指の万能選手と称されるまでに成長を遂げ、殿堂入りも果たしたケビン・ガーネット。

その一方で行き過ぎた激しさや勝利への執着は度を越したハードなプレーやファールギリギリのプレー、執拗なトラッシュトークへと発展し、対戦した選手の中にはKGを蛇蝎のごとく嫌っているものもいた。

妻に対する卑猥なトラッシュトークをかまされたカーメロ・アンソニーは試合後も遠征チームが乗るバスの前でKGを待ち構えた。ジョアキム・ノアはインタビューで若い頃は部屋にKGのポスターを貼り、ジャージまで持っていたがプロになってKGの人間性を知り、今では「嫌いだ」と明言。

遠回しに他の多くの選手からも嫌われていると語っている。

「友達を作るためにプレーしているわけじゃないし、好かれるためにプレーしているわけでもない。自分が踏みにじられることを覚悟の上でプレーする。そしてコートでは決して謝らない。それが俺のやり方だ」

・1976年5月19日にサウスカロライナ州グリーンビルで誕生。

・高校卒業後、1995年のNBAドラフトでミネソタ・ティンバーウルブズから全体5位で指名され、NBA入りする。

・1995年から2007年まで、ウルブズのエースとしてシーズンMVP、オールNBAチーム、オールディフェンシブチームなどの各賞を受賞したほか、4年連続でリバウンド王に輝くなど、長身に俊敏さを兼ね備えたオールラウンドな才能を武器にリーグを代表する選手として活躍。

・2007年にボストン・セルティックスにトレードされ、チームの主力選手として2008年にNBAチャンピオンシップチャンピオンを獲得する。また個人でもNBA最優秀守備選手賞を受賞した。長い歴史を誇る名門セルティックスだが、同賞を受賞したのはガーネットが初めてだった。

・2013年にブルックリン・ネッツにトレードされる。

・2015年、ミネソタ・ティンバーウルブズに8年振りに復帰し、シーズン終了後に現役を引退する。

・NBAでの成績は、通算で1,462試合に出場し、24,837得点、14,662リバウンド、5,445アシスト、2,037スティール、1,968ブロックショットを記録する。

・現役引退後は、メディアやビジネスの分野で活躍している。

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