歴代でもトップクラスのチームメイトをステップアップさせる能力を持つPG、クリス・ポール。

そのクリス・ポールがレイカーズでコービー・ブライアントと共闘していた可能性があった。

ロックアウトにより試合数が削減された異例の2011-12シーズン、前シーズンにマブスに破れ、3連覇を逃したレイカーズはロックアウトを解除早々にニューオリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)の若手№1司令塔、クリス・ポールを獲得する大型トレードをまとめ上げる。

しかしコミッショナーのデビッド・スターンが横槍を入れ、急転直下で破談になった。

当時経営難に陥っていたホーネッツはリーグが所有する状況にあり、スターンがトレードの決裁者だった。

破談の理由は大都市だけにスターが集まることを防ぎ、リーグ全体の戦力均衡を鑑みての判断だったと報じられている。

事実上のリーグの介入に、ドウェイン・ウェイドやレイカーズOBのマジック・ジョンソンらが反発したものの、決定は覆らず。

結局、コービー・ブライアントとの共闘が叶わなかったポールは、その6日後に同都市に本拠地を置くクリッパーズへトレードされた。

のちに当時を回顧したポールは「すでにコービーと様々なことについて話していた」と明かしている。

もし2人のデュオが実現していれば、レイカーズの王者返り咲きが叶っただけでなく、その後のリーグの勢力図すらも大きく変えていたかもしれない。

追伸、「チーム全員を巻き込んだプレーを心がけ、彼らがオープンの状態でシュートを打てるようお膳立てしてやるのが僕の最も大切な仕事」byクリス・ポール。

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