「バスケットボールプレーヤーとして、アスリートとして、チームメイトとして俺は人に受け入れてもらいたいと願っている。」byアレン・アイバーソン

世界選手権では真のスーパースター不在のチームだったこともあったが、NBAプレーヤー選抜チームで臨んだ国際大会での練習を記録が「58」でストップ。

そればかりかメダル獲得すらならず、6位と散々な結果に終わった。そこでアメリカ・バスケットボール協会はアテネオリンピックに向けて「現代版」ドリームチーム結成に着手した。

しかしフィル・ジャクソンのHC招聘が失敗したところから人選に狂いが出始めた。

シャキール・オニールの存在なしに最強チーム結成は考えられない。

またケビン・ガーネットの説得にも失敗し、コービー・ブライアント、トレイシー・マグレディも、後のオリンピック本戦に出場することはなかった。

結局、本戦ではラリー・ブラウンHC、そしてキャプテンにアレン・アイバーソンを据えて戦うことになった。

ドイツのダーク・ノビツキーが「アメリカが本当に勝ちたいと思うならばシャック、ダンカン、KGらのベストチームをアテネに送る必要がある」と指摘しているように、アメリカの強さの象徴ともなるインサイドの核がいなければ「チームプレーを重視する国にも優勝の可能性は十分にある」とスペインのパウ・ガソルもノビツキーの意見に同調する。

しかもトリビューン紙の有名なコラムニスト、サム・スミスはアイバーソンがオリンピックのメンバーに選ばれたことを痛烈に批判した。

「プレーオフの大事な試合に遅れてくる、練習をサボったり、遅れたり、その上で監督に反抗し、チームを無視したりする。メディアに対しても最も非協力的な男だ。才能は認めるが こんな人物をアメリカ代表として送り出していいのか。オリンピック選考委員会は恥を知れ。アメリカにこんな代表はいらない」とかなり過激であった。

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