この時はスペインが優勝だった。
この頃からアメリカは代表をチームとして機能するような人選を着手し始めた。
選手の国際化により、アメリカは倒すべき相手になったのだ。
その中でもノビツキーとガソル。
同じPFでも、かたやドイツ出身の大型スコアラー、かたやスペイン出勤の熱きインサイドプレーヤー。
ただしそのプレースタイルは大きく異なる。
伝統的なPFのようにポスト中心のプレーをするガソルは、フックショットやミドルジャンパーで得点を重ねるだけでなく、パス技術も高く、頭脳明晰で難解なトライアングルOFに最適なビッグマンだ。
7フッターながらSFのようなプレースタイルを持つノビツキーは、ミスマッチから楽々とゴールを量産するかつてないタイプの選手だった。
ゴール下から3Pまで、どこからでもシュートを決められる。
最も得意とするのが変則フェイドアウェイジャンパー。
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