07-08シーズンの開幕前に自身のトレードを要求していたコービーに対し、ホームでの開幕戦で地元ファンが強烈なブーイングを浴びせるという異様な光景が広がっていた。
しかしチームは好調で開幕10試合で7勝とスタートダッシュに成功する。
さらにシーズン途中にはグリズリーズとのトレードでオールスタービッグマンのパウ・ガソルを獲得。
コービー、ガソル、ラマーオドム、デレク・フィッシャーとタレントが揃った名門は、57勝をマークしてウエストのトップシードを獲得した。
チームを牽引したコービーはキャリア初にして唯一のシーズンMVPを受賞。
開幕時に容赦ないブーイングを浴びせたファンも、レイカーズを再び強豪の地位に押し上げた絶対的エースに、今度は最大級の賞賛を送ったのだった。
ここから3年連続でNBAファイナルに進出。
この年はボストンに優勝をさらわれたが、翌年はマジック相手に4勝1敗で優勝を勝ち取る。
その次のNBAファイナルでは2年前に敗れたボストンを相手にリベンジを果たし、コービー自身5度目の優勝を飾る。
追伸、「全てのネガティブなプレッシャーや困難は、私の成長のための大切な機会だ。」
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